4日目 バラナシ
昨晩ニューデリー駅を出発した夜行列車はバラナシに向けて順調?に走行
やっぱり、途中駅であるバラナシで降りられないのが少し不安だ
朝9時到着予定だが、6時くらいには目が覚めた
もう、列車の外は明るくなっている
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インドの車窓から |
車内をうろうろしたり、ベッドに戻って本を読んだりして時間をつぶした
ここで、気がついた。トイレがボットン便所だった
なぜ、分かったかと言うと、トイレの便器の穴から線路の間の地面が見えている
インドの線路はすごいことになっていることを発見してしまった
しばらくして、車掌がベッドを片付けに来た
途中で同じボックスシートだったインド人2人は降りて、この席はニューデリー駅から一緒のイスラエル人の彼と僕だけ
バラナシ駅からどうするか2人で話し合った
バラナシ駅からガンジス川沿いの街の中心は約3キロほど離れているので、リクシャーを2人でシェアすることにした
バラナシ駅に到着 結局午前11時 2時間遅れ
まぁ、インドではこれくらいの遅れは普通らしい
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バラナシ駅 |
駅前で、ガンジス川まで行くリクシャーをイスラエル人の彼と2人で探す
オートリクシャーがいっぱい止まっているところに行くと運転手たちは300ルピーと言う
どんなにがんばっても200ルピーまでしか下がらない
するとイスラエル人の彼が、あっちはどう?という
サイクルリクシャーだ
自転車の後ろに椅子をつけ改造し、3輪車にして人力でこぐ
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サイクルリクシャー |
大の男2人はちょっとつらいんじゃないかと思っていたら、最初に声をかけた運転手は100ルピーだったが、イスラエル人の彼が次々と他の運転手に声をかけ値切っていき、結局、2人乗せて30ルピー(約75円)。1人あたり15ルピーで交渉成立。安すぎ
運転手は若いインド人青年。2人乗せても大丈夫そうだった。
さっそく、サイクルリクシャー、スタート
やっぱり、オートリクシャーに比べるとかなり遅いが、サイクルリクシャーは大都会のデリーとは違った地方都市のバラナシ、めまぐるしく変わる今まで見たことのない風景やインド人の普段の生活が垣間見ることができる
ゆっくりと走っていくサイクルリクシャーを選んだのは正解だった
そして、サイクルリクシャーはもうひとつ利点がある
オートリクシャーはガンジス川からかなり手前のゴートリーヤーの交差点までしか行けないので、そこで降りてからかなりの距離を歩かなければならない
サイクルリクシャはゴートリーヤーの交差点からさらに進むことができ、ガンジス川すぐ手前まで乗せていってもらえる
サイクルリクシャーは20分ほどでバラナシのガンジス河近くののメインガート(ダシャーシュワメード・ガート)前の広場に到着
イスラエル人の彼は別の宿に泊まるということでここでお別れ
僕は久美子ハウスを目指す
ここから久美子ハウスまでの路地は歩行者と歩行牛のみが通れるくらいの道幅
サイクルリクシャーさえ入ってこれないくらいの細い路地
その両側には、おみやげ物屋、レストラン、雑貨店、スパイス屋、服屋、シタール(インドの楽器)屋など、いろんなお店がぎっしり
地元のインド人と、巡礼のインド人、外国人旅行者、放浪するノラ牛がいっぱい
すごい活気だ
僕はこの路地がすぐに好きになった
こんなところは世界中ほかにはないのではないかと思うくらい楽しい
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狭い路地を放浪する牛 |
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呼んだ? |
きょろきょろしながら歩くこと約10分
ガンガー(ガンジス河)のパンデーガートのすぐ前に久美子ハウスはあった
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久美子ハウス入り口 |
久美子ハウスに入ると、なぞのインド人男性が座っている
シャンティーさんだ。シャンティーさんは久美子さんのだんなさん
奥の部屋に久美子さんもいた
シャンティーさんは日本語が上手で、僕がドミトリーに泊まりたいというと、さっそくこのゲストハウスのルールの説明が始まった
まず宿泊料はドミトリーで一泊90ルピー(1ベッド40ルピー+朝晩の食事25ルピーX2回=90ルピー)
いろいろ説明があったうち、特に気になったのが、今の季節のガンガーは水の量が多く、水位が高い
絶対にガンジス河に潜ってはいけない、もし潜るとと水中に隠れている建物内の天井部分に入ってしまい、水面に上がってこれなくなってしまう
たしかに川の水はにごっていて、水中は何も見えない
分かった。これはだけは絶対に守ろう
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こんなのが水面下に隠れてたりする |
あと、夜は危ないので7時までに必ず帰ってくるようにとのこと
危ないってどう危ないんだ?
ひととおりの説明が終わって、最上階のドミトリーへ
すると、いました。デリーのパヤールホテルで一緒だった大学生のK君、久しぶりー
といっても、おとといの夜、別れただけなんだけど
いろいろあって、毎日が充実していて、すごく長い間、会ってなかった気がする
久美子ハウスは5本の指に入るほど、世界的に有名な日本人宿
大学生の夏休みシーズンも重なって、ほかにも大学生でいっぱい
あとは長期旅行者も半分くらい、全部で20人くらい泊まっていたかな
サラリーマンは僕だけ。やっぱり普通のリーマンパッカーは久美子ハウスには泊まらないか
大学生くらいの年齢の人が多くてどうかなぁーと少し心配してたけど
すぐみんなと仲良くなっちゃいました
やっぱり、旅行者どうし、しかもインドに来るような、変わった日本人は変わった日本人同士、気が合うのかも
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久美子ハウスの屋上から見たガンガー |
そのほか、久美子ハウスについて
宿泊料は最終チェックアウト日に全額支払い。しかも何日間泊まったか自己申告。すごく適当
1階の冷蔵庫の中にビンのジュースやコーラがいっぱい入っている
これらは1本10ルピー。その場で久美子さんかシャンティーさんに支払う
夜はシャンティーさんの知り合いの占い師がたまに営業に来る
僕は占ってもらわなかったけど、かなり当たるとか。1回100ルピーくらい?
旅行代理店の人も出入りしてて、バスや列車のチケットを購入できる
ドミトリーのベッドは一応10個くらい置いてあるが、早いもの勝ち、っていうか、汚すぎてだれも寝てない
ドミトリーのベッドのないところの広い床か、屋上のタイル張りの上で寝たほうが気持ちいい
朝7時すぎと夕方6時すぎに食事タイムが始まる
インド人女性のお手伝いさんが作ってくれた料理をみんなで4階のドミトリーの広間まで運んで、大鍋に入っている料理やごはんを、それぞれ自分でお皿に乗せて食べる
なんか、大学生の時の合宿の雰囲気でなつかしい感じがする
シャワーは水シャワー。でも暑いインドでは問題なし
トイレは意外にきれい。たぶん、浄化せずそのままガンガーに流しているのではないか?
洗濯もOK。ただし、このあたり、野生の猿がいっぱい
屋上に干すときは、サルにとられないよう、対策が必要
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サル防御ネット |
あと、デリーではなかったが、ここバラナシでは毎日、昼と夜に2時間から4時間くらいづつ、計画停電がある
停電の時間は扇風機も動かず、特に昼の停電はむちゃ暑い
夜は少し涼しい屋上へ
ガンガー沿いに真っ暗な停電地区が少しずつ移動しているのがよく分かる
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ガンガーから見た久美子ハウス |
今日はK君や他の宿泊者何人かと、食事に行ったり、近所をぶらぶらしたり、お昼寝したり、ガンガーの観光ボート
(詳しくはこちらをクリック)に乗ったりしてすごしました
とにかく、にぎやかな久美子ハウス。バラナシ滞在が楽しくなりそう
今日はこれでおしまい。
明日はインド旅行の5日目。バラナシの2日目。ガンジス河の観光ボートに乗って火葬場へ
明日もまたまたインド人とのトラブル発生!?
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