インド旅行記3 ホテルパヤールで騙される

2日目のつづき パハールガンジーのホテルパヤールでも騙された


何とかデリー空港からパハールガンジーにあるパヤルホテルに辿り着いた
階段をのぼって2階がフロント
従業員が2人カウンターの向こうにいて、僕は「ドミトリーに泊まりたい。いくら?」と尋ねる
すると「ドミトリー90ルピーだが、今日はいっぱいだ。300ルピーのシングルの部屋ならある」
「じゃあ、シングルを見せてくれ」

シングルの部屋を案内され、いまいちな感じだけど、ここしかないとのことで、フロントに戻り、チェックイン。300ルピーを支払う

部屋から見た街とパヤルの看板

とりあえず、ホテル内を散策。屋上へ行こうとするとドミトリーの部屋があった
中に入ると日本人の男性3人がいたので、いろんな話をした
ドミトリーにはベッドが10台
他の人は外に出かけているのかと尋ねると、ここに泊まっているのは3人だけ。残りは空いているとのこと
やられた。従業員に嘘をつかれた

すぐにフロントに行き、「ドミトリーに行ったら、空いてるじゃないか。ドミトリーに移動するから、差額210ルピーを返せ」と言うが、
「お前はもうチェックインして支払ったんだから、無理だ。返せない」

頭来た
「お前が嘘をついたのが悪いんだろ。とにかく部屋を移るから差額を返せ」
「いや、もう無理だ。部屋の変更はできない」

こんなやり取りが続いて、埒があかない
次々とお客さんが来るので、従業員は、「とりあえす、そこに座って待て」といって、フロント前の椅子に座らされた。

チェックインしようとする日本人の客が来たとき、従業員は僕に言ったことと同じことをまた話している
「ドミトリーは空いてる?」「いっぱいだ。シングルなら空いてる」
わあー。また嘘ついてる

そこで僕は、その日本人に日本語で
「嘘だよ。ドミトリー空いてるよ」と言うと
その日本人は従業員に「彼がドミトリーが空いてると言ってる」と言うと、彼は無事ドミトリーにチェックイン
従業員は悪びれるそぶりもない

また日本人がやってきて、同じようにシングルしかないと言う
僕がまた、嘘だよと伝えてドミトリーにチェックイン

さすがに従業員も営業を邪魔されこりたらしく、僕に「わかった。レシート持って来い。ドミトリーに変えてやる」
やったー。インド人に勝ったー

無事、差額の210ルピーを受け取った
従業員は「もうすぐボスがやってくるが、ボスにはこのことを言わないでくれよ」
どうやらボスには弱いらしい。一応「OK」と了承した

荷物を持ってドミトリーに移動
ドミトリーは僕を含めて6人になっていた。全員日本人で男
そのうち、大学生が3人
しかも、そのうち2人が海外初めてで選んだのがインド
おいおい、大丈夫か?

パヤールホテルのドミトリールーム

やっぱり空港からホテルへ来る間に騙されたらしい

そのうちの一人K君は昨日インド入りしたそうで、デリー空港からタクシーを使ってしまった
例のごとくインチキ旅行代理店に連れて行かれ、ちょっとパスポートを見せてくれと言われ、旅行代理店の人に渡してしまった
だんだん怪しいツアーを組まされそうだと気付き、ツアーはいらないからパスポートを返せ。と言ったが「ツアーを契約しない限り返さない」

ツアーは契約しないと言うと、「50USドル払ったらパスポートを返してやる」
K君はしぶしぶ50ドル払ってパスポートを返してもらって開放されたんだって

えぇー これって絶対おかしいよねー
でも、その旅行代理店がどこにあるか、連絡先も、証拠もない
K君は、いい勉強になったと言って、あっけらかんとしているが、僕は許せなかった

しかし、実はK君の騙され方は、まだまだ幸せな方だったのだ
まだまだもっとすごい騙され方をした旅人が続々と現れるのだった


2日目は、まだまだ続くよ


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