カンボジア旅行記9 キリングフィールドと地雷博物館へ

7日目


今日は、24時間シェムリアップに滞在できる最後の日
アンコール遺跡群3日間入場券は昨日で切れてしまった

自転車を借りて、自転車で行ける範囲内のキリングフィールド、地雷博物館に行く予定


あさっての午前、日本に帰るためバンコク・ドンムアン空港から飛行機に乗らなければならない
明日、バンコクに戻るためのバスに乗りたいと宿泊しているタケオゲストハウスのオーナー・マムさんに尋ねると、バス会社に電話してくれて予約OK

シェムリアップからバンコク・カオサンまで11USドルでした



帰国までのメドがついたので、さっそくタケオゲストハウスで自転車を借りて(1日2USドル)観光へ出発

最初はキリングフィールドへ

キリングフィールド
カンボジアはポル・ポト政権のころ、クメール・ルージュによって、大虐殺が行われた
多くのカンボジア人がクメール・ルージュの犠牲になった処刑場をキリングフィールドとして、誰でも見学できるようにしている

キリングフィールドといえば、カンボジアの首都・プノンペンにあるものが有名だが、ポルポト政権時代、ここシェムリアップでも虐殺が行われたようだ

キリングフィールドの慰霊塔


ここシェムリアップのキリングフィールドには慰霊塔があり、その中には犠牲になった人々の遺骨が安置されている


現在はアンコール遺跡の観光客でにぎわうシェムリアップ。地元のカンボジア人も元気でみんな笑顔。そんな暗い過去があったようには見えない


シェムリアップの街を歩くと、お年寄りが少ない。相対的に子どもや若い人が多い。これはプノンペンを始めカンボジア全体での現象らしい

そう、ポルポト政権時代の虐殺で、カンボジアの人口構成が極端になり、若い層だけが厚くなっている



慰霊塔のガラスの中に見える遺骨は、訪問者の心を打つ
カンボジアの平和を願いたい





続いて、地雷博物館へ

ポルポト政権時代、クメールルージュによってカンボジアの国内中に地雷が埋め込まれた

地雷撤去のボランティアを長年行ってきたアキーラ氏が、地雷問題をアンコール遺跡にやってくる世界中の人々に知ってもらうために作ったのがこの地雷博物館だ

建物は木造の1軒屋
それほど広くはないが、中には数多くの撤去された地雷(安全処理済)が展示してある


そして、ここでは地雷によって両親を亡くした子どもや、地雷によって片足を失った子どもが集団生活を送っている

彼らは一生懸命地雷についての説明をしてくれる

僕は、こういったことに弱い。少し涙がでてきた

彼らは日本人の友達にこの事実を伝えてくれればいいと言う
少しでも役にたってほしいと思い、ドネーション代わりに彼らの作った冊子を購入しました


地雷博物館の外には、子どもたちが育てている動物がいました
 
ひよこ
 ひよこがいました。にわとりかな?


ウリ坊

ウリ坊(イノシシの子ども)がいました
首輪につながれていて、とってもかわいい
ウリ坊は、この一匹だけだったんで、お母さんイノシシからはぐれて、迷子になってしまったのかな?




暑くなってきたので今日の観光終了

地雷博物館からタケオゲストハウスへ帰る途中には、大型ホテルの建設ラッシュ

シェムリアップはこれからどんどん街が大きくなっていって、現在のようなのんびりした雰囲気がなくなってしまうかも
ちょっと寂しいけど、カンボジア人の人たちが幸せになれるのなら、仕方がないかな



タケオゲストハウスに戻ってきた

カンボジア最終日なのに、やってることはいつもと一緒
昼寝して、ご飯食べて、シェークを飲んで、スターマート(シェムリアップ唯一のコンビニエンスストア)へ買い物(うそ。涼み)に行って、みんなでおしゃべり

日本に帰ると分刻みのスケジュールで毎日忙しいサラリーマン
タケオゲストハウスでの、のんびりした楽しい日々、本当に幸せでした




夜、シェムリアップまで一緒に来たSさんが、地元のカンボジア人が集まるディスコを教えてもらったので行かない?と誘われた

僕は興味津々。もちろんOK
ほかの宿泊者も含めて5人でローカルディスコに行くことになった

オールドマーケット付近で食事した後、トゥクトゥクに分乗し、Sさんの案内でディスコへ



オールドマーケットからトゥクトゥクで5分くらい。名前は不明。場所もよく分からない

さっそく入ってみた。入場料は不要だったと思う。飲み物代だけ

シェムリアップのディスコ

客はほとんどが地元のカンボジア人
音楽は普通の外国系
踊っている人は少なくみんな飲んでいるだけ


ところが、音楽が地元のカンボジアポップス系に変わると、一斉にみんな立ち上がり、踊り始めた

昔、日本でもはやったパラパラのように、みんな同じ振り付け

僕はついていけなく、飲んでいるだけだったけど、地元のカンボジア人の生活の一部を垣間見ることができて、すごくおもしろかったです



トゥクトゥクでタケオゲストハウスに戻ってきました

1階の共有スペースでみんなでおしゃべり
こうして、カンボジア最後の夜を楽しみました



明日は、バンコク・カオサンへツーリストバスで帰ります
また地獄の悪路、カンボジア国道6号線が待ってます


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