インド旅行記6 ニューデリー駅からバラナシへ出発

3日目のつづき


デリー市内日帰り観光バスツアーからパヤールホテルに帰ってきて、とりあえず、ドミトリー部屋へ

部屋にはT君とS君がいた。T君の説得により、なんとS君は改めてT君と一緒にインド旅行に再出発することにしたそうだ。お金も実家からいくらか送ってもらえることになったとのこと
昨日はあまり元気のなかったS君。今はかなり元気になっている
よかった よかった

パヤールホテルのシングルに泊まってて、ドミトリーに遊びに来てる日本人の男性1人、女性1人がいた

その二人の情報によると、パハールガンジーをさらにここから1ブロック奥に行ったところに、おいしいレストラン(地球の歩き方の地図から名前は Metropolis Restaurant だと思う)があるらしい

情報をくれた2人、S君、T君、観光バスツアーに行った僕たち3人の合計7人で、レストランに行くことに決定

本当にホテルからすぐ近くだった
そのレストランは4階建てで、どのフロアーでも食事ができるのだが、屋上に案内された

屋上は、外人客ばかりだった
たぶん、他の一般インド人とは隔離するためだと思う

料理は外人向けにカレー以外のメニューもいっぱい

今夜の主役は、S君
インドに一度挫折したS君が(詳しくは前の記事を見てね)、インド旅の再出発を決断した記念すべき日
みんなでS君を励ます会となったのであった

T君とS君は明日の夜発のバラナシ行きの列車のチケットを買ったそうだ
そして、久美子ハウスに泊まるとのこと。僕とそこで再会しようと誘われた

うぅーん、インターネットとかで久美子ハウスの情報を見ても賛否両論。あまり乗り気じゃなかった
でも彼らに強く押され、昨日出発したK君もいるはずだし、ま、気に入らなければ別のゲストハウスに移動すればいいし、ってことで僕も決断

明日は、バラナシの久美子ハウスに泊まるぞ



やっぱり趣味の合う、旅行好きの仲間と食事はとっても楽しい

特にインド話は、日本の常識では考えられないことばかりで、とんでもなくおもしろい

そして、僕の出発時間はどんどん迫っていくのであった



夜9時、列車出発1時間前
とうとうお別れの時間が来た
レストランでの食事はまだまだ続くし、もっとここに居たかったのだが、リーマンパッカーは時間がない
みんなとお別れ。S君とT君には再会を約束して
さようなら
ホントに楽しかったよ、みんなどうもありがとう


レストランを出て、パヤールホテルへ
荷物を受け取り、ホテル従業員に別れを告げ、ニューデリー駅へ

駅に着いたのは午後9時30分
まだ時間があるのだが、やっぱりどのホームの列車がバラナシ行きなのか分からない

昨日と同じように、いろんな駅員に聞いても、バラバラの回答
やっと目的の車両に着いたのは出発15分前
もうちょっと、乗場案内をなんとかできないのだろうか

ニューデリー駅発の夜行列車

2等エアコン寝台列車は、警備がしっかりしてて、車両入り口で厳しいチェックがあった
これくらい厳しいほうが安心かな

午後10時過ぎ、ほぼ定刻で列車は、ゆっくりゆっくりとすこしずつスピードを上げながら、ニューデリー駅を離れていった

列車はまだ上段ベッド部分がが倒されてなく、椅子の状態になっている
僕の席は4人向かい合わせのボックス席で、向こう側にインド人2人、こちら側に僕とイスラエル人旅行者の青年

イスラエル人の彼もインド旅行が初めてで、バラナシに行くそうだ
バラナシは途中駅で、ちゃんと降りられるか心配だったが、彼も一緒に降りるのとのことで心強い

そして、反対側に座っているインド人の2人は、イスラム教徒だった
イスラエル人とムスリムが普通に会話しているのを見て、 なんか不思議な感じがした

しばらく経つと、車掌がベッドメーキングを始めた
上段のベッドを倒し、いままで座っていたところは下段のベッドになって、白いシーツを敷いていく

実は、この車両、エアコンが効きすぎて結構寒い
僕は上段のベッドなので、昇ってみるとシーツ以外に上ふとんに相当するものはない
厚着して、荷物を枕にして就寝

2等エアコン寝台列車の車内
明日は、いよいよバラナシ到着


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