ネパール旅行記2 カトマンズ空港で白タクにだまされる

2日目



広州発の中国南方航空CZ3067便は2時間遅れの深夜12時過ぎ、カトマンズ・トリブバン国際空港に到着

バスでターミナルビルへ移動
乗客のほとんどはビザを持っている人か、ネパール人のようで、すぐに入国審査へ並ぶ

僕はビザを持っていないのでアライバルビザ・カウンターへ
アライバルビザを申請する人は少ない
ビザ申請用紙を書くように言われ、記入後、カウンターへ行き申請用紙とパスポートと写真1枚を渡す。ビザ料金は15日間25USドル

数分でビザできあがり
改めて入国審査へ行くと、陽気な入国審査官が「ウエルカム トゥー ネパール」 と言って歓迎してくれた


空港ビルの外に出た
今回は旅行前、日本にいるうちに初日泊まる宿を予約しておいた
宿の名前は「ホーリーランドゲストハウス」
ホーリーランドゲストハウスのウエブサイトから予約し、空港への送迎も依頼しておいた


到着が2時間遅れているので、本当に迎えに来てくれているかちょっと心配


ターミナルビルを出てホーリーランドゲストハウスからの送迎の人を一生懸命探すが、見つからない

やっぱりというか、タクシーの呼び込みが激しい
僕はホテルの送迎があるからタクシーには乗らないと断り続ける

空港ビルの外に出てから15分ほど経過
まだホーリーランドゲストハウスの送迎はまだ見つからない



だんだん人が少なくなってきた
タクシーも少なくなってきた
仕方がないのでタクシーを使うことにした
一人のタクシーの客引きとホーリーランドゲストハウスまで公式料金の7USドルで交渉成立

客引きに連れられ、タクシーのところまで歩いていくと、屋根の上にタクシーのサインがない。白タクだ
ワンボックスタイプで、何故か運転手を含め3人の若い男がいる

やばい、カモられるパターンだ
でも、他のタクシーはもういない
仕方がない。乗るか



白タクはカトマンズ・トリブバン国際空港を離れる
やっぱり運転手以外の2人は、僕に英語でいろいろと話しかけてくる
ネパールの話とか、日本の話とか


そのうち、僕のとなりに座った男が、自分の兄が日本にいる、日本語を話せる、自分の携帯で兄に電話をかけると言い出す
なんか、あやしい

彼はネパール語で携帯電話の相手と少し話した後、僕と変わると言う

携帯電話を受け取り、話してみると、自称「兄」は、流暢ではないが、かなり上手に日本語を話すことができた

兄は日本語で言う
「弟たちは、ホーリーランドゲストハウスの場所を知らない。別のゲストハウスを紹介すると言っている。」


なにー?。すごくむかついた


僕は英語で白タク内の3人の男にどなりつけた
「おまえたち、ホーリーランドゲストハウスを知っているって言ったじゃないか。とにかく、タメルのホーリーランドゲストハウスに行け!」


3人は急に怒り出した僕に驚いたようで、おとなしくなった
でも、彼らは英語でホーリーランドゲストハウスの場所を知らないという


さらに、むかついた
今後は携帯電話の通話先の自称「兄」に対して、日本語で怒りをぶつけた

「ネパール人はウソツキばかりなのか。僕は今日始めてネパールにやってきた。本当に残念だよ。外国人旅行者をだますなんて。日本人の友達やみんなに言っておくよ。ネパール人はウソツキばかりだ。ネパールには絶対行くなと。」

兄は日本語で、「いや、ウソツキばかりじゃないけど...」と、たどたどしく言い訳をし始めた
そのうち、弟に代わってくれと言うので、携帯電話を弟に渡した

ネパール語で会話をして、しばらくして電話を切った


白タクの中は、だれもしゃべらなく、凍りついた雰囲気が漂っている

カトマンズ・トリブバン国際空港からタメル地区は車で20分くらい
僕は、彼らがホーリーランドゲストハウスを実は知っていると確信していた




やっぱり、ホーリーランドゲストハウスの前に到着した
深夜1時半過ぎ。タメル地区は静まり返っている

ホーリーランドゲストハウスも、戸締りしていて、中に入れない

すると、白タクの3人のうちの一人が車から降りて、木のドアを激しくノックする
3分くらい、ノックしたり、声を出したりしていると、中から従業員が出てきた

僕は従業員に英語で「今日、予約しているんだけど」というと、分かった入れと合図する


白タクには、7USドル払って、立ちさらせた。
本当に初日からいやな思いをしてしまった



みなさんも、カトマンズ空港では白タクには乗らないように気をつけてくださいね



ホーリーランドゲストハウスのロビーへ向かう
従業員は予約のことは分からないという
今、空いてるのはダブルの部屋だけ。1泊700ルピー(約700円)だと言う

部屋を見せてもらうと、意外に広く、こぎれいな感じだ
この深夜の時間、他のゲストハウスを探すのもいやだし、ここに決定
チェックイン

ホーリーランドゲストハウスのダブルの部屋


僕はまだ、両替していなくて、ネパールルピーをまったく持っていなかった
従業員は、チェックアウトするときに払えばいいよと言ってくれた
ホーリーランドゲストハウスは結構、融通がきくみたいだ



深夜2時過ぎ、広いダブルのベッドで就寝

しょっぱなからいやな思いをしたネパール旅行
これからどうなってしまうんだろう?


次は、2日目のつづきから


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