カンボジア旅行記2 バックパッカーの聖地カオサンへ

1日目 つづき


香港国際空港を出発したキャセイパシフィック航空機はタイ時間の午後4時、バンコク・ドンムアン国際空港に到着した



航空機を降りて搭乗橋に降りたとたん、ムアっとする暑さを感じる
人の流れにまかせ、Immigration と書かれた看板の差す方向へと歩いていく

途中、Exchange と書かれた両替所に人が並んでいる
もしかして、今両替しないとこの後、両替できないのか?
(実際はそんなことありません。入国手続き後の空港ビル内にも街中にもいっぱい両替所があります)

1万円札1枚を両替しました。約3500タイバーツ現金をGET


イミグレーションに到着。パスポートと記入した入国カードを入国審査官に渡す
入国審査官は何も言わず、パスポートにスタンプと押し、入国カードの半分をホッチキスでパスポートにパチンと留めて返却
なんかあっさり入国審査OK


このあと、日本では一番厳しい Customs (税関)へ
Nothing to declair (申告するもの無し)の看板へ進む
係員はおしゃべりしているだけで、僕を止めようとはしない
パスポートさえチェックしない
本当にこれでいいのか?



税関の先はとうとう、一般エリア
多くの人が柵の向こうで、旅行会社や人の名前を書いたプレートをもって待っている

わぁー人がいっぱい。圧倒される。緊張する

そして、タイ独特の匂いがする
タイ料理の匂いだ。多分パクチーとか調味料の匂い


タイに到着したんだって実感を感じながら進んでいくと、一般の人たちと同じエリアへ

すると、Taxi? Taxi? Taxi?
あちこちから声を掛けまくられる
もちろん返事は No
何回 No と答えたか分からないくらい、Taxi の誘いがあった



今日はバンコクの中でも、多くのバックパッカーが集まるカオサンに宿泊する予定
いろいろ行き方はあるみたいだが、カオサン直通のAirport Bus に乗れば100バーツでいけるらしい

Airport Bus の看板の示す方向に歩いていくと、ドンムアン空港のビルの外に出た
ムアーっとする暑さ。南国にやってきたということをあらためて実感



Airport Bus と書かれたチケット売り場発見
タイ人女性が二人でチケットを売っている
何か僕に話しかけている、うーん何を言ってるか分からない

とりあえず、「カオサン」と言ってみた
正解だったみたいだ
100バーツを渡して、無事バスチケット購入できた

ここで待っててねと言われ、ベンチで待つことにする


待っている人は西洋人が多い
やっぱりカオサンは外国人バックパッカーが1番に目指す場所なんだなあ



A2と書かれたバス到着
カオサン行きだ。西洋人がぞくぞくと乗っていく
日本人は僕だけのようだ

またまた緊張

カオサン行きエアポートバス出発
バンコクは渋滞が激しいと聞いていたが、ほんとに渋滞ばかり
なかなか進まない


高速道路に乗るとバスはスムーズに動き出した
バンコクは高層ビルだらけ
すごい大都会
名古屋よりもずっと発展している
東南アジアといってもあなどれない



40分くらいバスに乗っていると、午後5時半、バスが泊まった
カオサンに到着したようだ

乗客はぞくぞくと降りていく
僕もバスを降りた
いったいここはカオサンのどこ?

降りたところの目の前には Sawadee Khaosan Inn という紫色の看板のゲストハウスがある
地球の歩き方の地図と見比べると、どうやらカオサンロード西端のチャクラポン通りから少し南のところのようだ


今日泊まろうと思っていたのは、カオサントラベラーズロッジという日本人宿
(カオサンにある日本人宿として人気のさくらハウスの同オーナ経営。2008年カオサントラベラーズロッジは閉鎖)

地図で見ると、ここからチャクラポン通りを北に向かいカオサンロード西端を越えてもう少し先を右に曲がったところにカオサントラベラーズロッジがあるようだ

北へ少し歩くとカオサン通りの西端
西洋人がいっぱい歩いていて、すごい活気
と同時に、トゥクトゥク? トゥクトゥク?とあちこちから声が掛けられる
そう、タイで有名な三輪タクシートゥクトゥクだ

カオサン通りとトゥクトゥク


周りにトゥクトゥクがいっぱい停車している
乗って見たいなー
でも、とりあえずの目的地はカオサントラベラーズロッジ
すぐそこなので、トゥクトゥクを全て断る


ツーリストポリスを超えてガソリンスタンドを越えて、小さなソイを右に曲がって突き当たりの一番奥にカオサントラベラーズロッジがあった

1階は旅人食堂
漢字で書かれた赤色のちょうちんで、すぐ分かった


旅人食堂のレジとゲストハウスの受付を同じところでやっているようで、そこにいるタイ人女性に話しかける

タイ人女性は少し日本語が話せるようで、僕が今日泊まりたいと言うと、「満室」という、さびしい答えが

うーん。残念
明日なら早く来れば空いてるかも、とのこと

とりあえず、すこし腹が減ったので、パッタイ(タイ風焼きそば)とコカコーラを頼む
メニューは日本語で写真つき。わかりやすい。うれしいー


しばらくすると、日本人男性がやってきた
カオサントラベラーズロッジのオーナーさんだった
オーナーさんにアンコールワットへ行く方法などいろいろ相談してみた

トラベラーズロッジでも旅行を取り扱っているので、ここでアンコールワットまでのツーリストバスを予約できるとのこと。やったーラッキー

そして、カンボジアのビザも今申し込めば、明日の夕方に出来上がるそうだ

もともと、あさってカンボジアに向けて出発しようと考えていたので、すべてここでお願いすることにした

カオサンからアンコールワットのあるシェムリアップまでのツーリストバス500バーツ、カンボジアビザ900バーツでした


食事代とバス代、ビザ代を支払い、そしてパスポートを預け(一応、コピーは取っておいた)、今日の宿を探しにカオサンロードに向けて再出発




カオサンロード沿いのゲストハウスをいくつか回るが、満室か空き部屋があったとしても高い

暑さと疲労でだんだん体がだるくなってきた
大きな荷物を持っているので、さらに体力を消耗する



カオサン通りの中央部にある Khaosan Palace Hotel に来てみた
ロビーに行って空いてるかどうか聞いてみると、あと30分ほど待てばシングルが1部屋空くらしい
エアコン、テレビ付きで800バーツ

予定よりかなり高いが、これ以上探し回るのは無理
30分待つことにしました

カオサンパレス


30分後の午後7時半、やっとチェックイン。パスポートのコピーでも大丈夫でした

部屋に入ると、狭い
窓は一応あるが、隣のビルの壁が見えるだけで、景色は見えない
これで、800バーツ(約2400円)は高いんじゃないの?

明日は早めにカオサントラベラーズロッジに行って、ベッドを確保しよう


やっぱりエアコンがあるのは良かった
暑さに慣れてないせいか、かなり疲れていた僕にとってはとってもありがたい

シャワーを浴びて、ベッドでしばし休憩


いつの間にか寝ていて、気がつくと夜10時
せっかくカオサンに来たんだから、ホテルの外に出てカオサンの街を歩かなければ


空はもう真っ暗、でもカオサン通りはお店の照明で十分明るい
それよりもびっくりしたのは、大音量の音楽と人通りの多さ

夕方、カオサンに到着したときは、それほど人は多くなかったが、夜は昼に比べて涼しいせいか、すごい人の数

歩くのも大変

夜のカオサン


カオサン通りにはオープンバーがいっぱい
大きなテレビでサッカーを放映しているお店が多い
そして各バーには大きなスピーカーが置いてあって、そこからは大きな音で音楽が流れている

僕の想像していた東南アジアとは全然違う
まるで、西洋のリゾートの飲み屋街だ(行ったことないけど)

夕方のカオサンもカルチャーショックを受けたが、夜のカオサンはもっとカルチャーショック



地元のタイ人が当然のように屋台でタイ料理やおみやげ物を売る
日本人などの東洋人の客も少しはいるが、多くは西洋系の客
いろんな人種がここカオサンに集まり、世界中の若い人たちが楽しんでいる
まさに人種のるつぼ


うわさでしか聞いたことのなかったバックパッカーの聖地・カオサンの本当の姿を見た
予想以上です。とにかくすごいです


カオサンの裏通りに回ってもまだまだ人がいっぱい
この大騒ぎ、いったい何時まで続くんだろう



バックパッカー初日の夜はこうして更けていきました

夜12時過ぎ、Khaosan Palace Hotel に戻って就寝



明日は、カオサントラベラーズロッジに移動予定。空いているかな?


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