エジプト旅行記14 ギザのピラミッドの音と光のショーへ

5日目 つづき


今日はカイロの日本人宿サファリのドミトリーで同じ部屋に宿泊しているNさんと一緒にエジプト考古学博物館とカイロ動物園に行ってきました

日が暮れた後、カイロ動物園からタクシーに乗って、昨日も訪れたギザのピラミッドへ
ここで毎晩行われる音と光のショーを見に行くことにしました

入場券は1人60エジプトポンド。約1200円。高い
ここへ来る前に行ったカイロ動物園でボッタクられた金額、1人50エジプトポンドより高い

もう入場できるので会場へ
少し到着が早すぎたのか、まだお客さんは全然いない
ピラミッドの音と光のショー・準備中

一番前の席へ行ってみる
すると、一番前の列の中央の10席ほどに、予約席と書いてある
男性係員に聞くと、この10席以外ならどこに座ってもOKとのこと

多分、特別席が一番見やすい席なんだろう
特別席の隣の2席にNさんと僕は並んで座ることにした

男性係員は暇なようで、僕たちに話しかけてくる
「今日はこの予約席に大統領がやって来るぞ」
・・・「どこの国の大統領?」
「もちろん、エジプトの大統領さ。ムバラク大統領だよ」
・・・「えーと、ムバラク大統領?知らない」

もちろん、彼の冗談だったんだが、僕たちがあまり驚いてくれないので、残念そう

このとき、僕とNさんは数年後のエジプト革命でムバラク大統領が世界的に有名になることをまったく知らなかった



観光バスが何台も到着したようで、あっという間に満席
午後8時半、光と音のショー スタート
音と光のショー スタート

スフィンクスが白く浮かび上がった
英語で何かしゃべっている

音と光のショーは、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、そして日本語の8ヶ国語で行われていて、毎回言語が変わります
今回僕たちが参加したのは英語バージョンです


スフィンクスのお話が終わると、一気に明るくなりました
全体が明るくなった

スフィンクスの後ろにあるクフ王のピラミッドとカフラー王のピラミッドも照らし出されました。とっても豪華


今度はスフィンクスではない、別のところから神様の声が
それと同時にスフィンクスが消えてしまいました
スフィンクスが消えた!

スフィンクスが消えたら、クフ王のピラミッドが赤色に、カフラー王のピラミッドが緑色に光りました
世界的な遺跡なのに、けばけばしい色


もちろん、音楽もあります
でも退屈な音楽。英語も僕の能力では理解が困難。だんだん、飽きてきてしまいました

音と光のショーも終盤
クフ王のピラミッドとカフラー王のピラミッドが銀色に輝きました
音と光のショーはもうすぐ終了

約50分間のショー
めでたく終了。最後にスフィンクスとカフラー王のピラミッドが照らし出され、記念撮影
スフィンクスとカフラー王のピラミッド

この音と光のショー、何が大変かと言うと、むちゃくちゃ寒い
昼の砂漠の暑さとは全然違い、砂漠の夜は凍えるように冷える

時期によって違うかもしれませんが、光と音のショーに出かける方は、温かい服装で行ったほうがいいです

ショーの内容は、いまいちでした
時間とお金に余裕があったら行ってみてください。スフィンクスの声が聞けます


Nさんとタクシーで宿泊しているサファリへ

実は、Nさん、今夜11時半、カイロのトルゴマーン・バスターミナル発の夜行バスで紅海にあるリゾート地・ダハブに向かいます
昨日から2日間、カイロを一緒に観光してきたけれど、今晩でお別れ

Nさんはダハブに行った後、ヨルダンへ入国し、イスラエルのエルサレムに行ってまたヨルダンに戻り、ヨルダンの首都アンマンからエミレーツ航空に乗ってドバイ経由で名古屋へ戻る予定

僕の帰国もエミレーツ航空。カイロ空港からドバイ経由で名古屋
偶然にもNさんと僕はドバイ-名古屋間が同じ日の同じ便

10日後、ドバイ空港での再開を約束してお別れ
でもあの巨大なドバイ空港。本当に会えるのかな?


夜10時半、サファリの前でNさんをお見送り
Nさんはタクシーでトルゴマーン・バスターミナルへ

気をつけていってらっしゃーい
また、ドバイで会おう


僕はサファリでもう一泊です
明日はのんびりとカイロの休日を楽しみます
明日の夜は列車に乗ってルクソールへ出発です


スポンサーリンク