9日目 アーグラー・タージマハル・ニューデリー
昨日の晩、バラナシを出発し、夜行列車でタージマハルのあるアーグラーへ向かう
朝、やっぱり、ちゃんとアーグラーで降りられるかどうか心配で、早く目が覚める
まだ6時。起きている人に聞くと、アーグラーはまだまだ先だとのこと
早朝の列車からの眺め |
そして、名前は分からないが、どこかの駅に着いた
途中停車駅の様子 |
なかなか出発しない
おなかも空いたし、のども渇いたので、貴重品を持って、残りの荷物はベッドの上段の柱にチェーンでくくりつけ、駅ホームの売店へ
そこで、コロッケのハンバーガーと水を買った
実は、このことが、後でとんでもないことになるとは、その時僕はぜんぜん分かっていなかった
列車に戻った。荷物は無事だった。約10分後、やっと列車は出発
さっそくコロッケバーガーを食べた
コロッケと緑色のレタスじゃない野菜を、丸いパンに挟んだだけのシンプルなものだったが、なかなかうまい
カレー味じゃないところが特に良い
しばらくすると、列車は鉄橋を渡る
アーグラー城と遠くに小さくタージマハルが見える |
隣のインド人に聞くと、あれはアーグラーフォート(アーグラー城)だという。また、遠くに小さくタージマハルも見える
アーグラーフォート駅はこの鉄橋を渡ったらすぐで、タージマハルもそんなに遠くなさそう
よし、次のアーグラーフォート駅で降りよう
降りる準備が完了し、列車はアーグラーフォート駅に到着
隣のインド人に別れを告げ、下車
ここで、なんとなく体がだるくなってきた
なんか、おなかもやばいことに
そう、下痢だ
じつは、ここまでいろんな旅人が下痢にやられているのを見てきたが、僕は幸運にもずっと大丈夫だった
しかし、旅の終わり近くで、とうとうやられたか?
でも、へんなものを食べた覚えがない
ん? あの途中停車駅で買ったコロッケバーガーにたしか、すこし葉っぱが入ってた!!
あれが原因としか、考えられない
失敗した。とりあえずトイレに
すこし、腹の具合は少し良くなった。
アーグラー城は駅の目の前
アーグラー城は外から見ただけ |
だが、体調があまり良くないので、ここはパスして、さっそくオートリクシャーでタージマハルへ
タージマハルが見えてきた |
10分ほどでタージマハルに到着
入場料750ルピー(約1875円)。高っ
インドの物価に慣れてきた僕には考えられない値段
荷物をあずけて入場
でも、体調最悪。下痢も再発、さらに熱もでてきたみたいだ
まず、トイレに
そして、タージマハルの入り口
タージマハルの入り口 |
この門の向こうには |
んっ? 少し見えてきた |
でたーー |
タージマハルだー |
近くで見ると真っ白ではなく、イスラムの模様が描かれた大理石の色
きれいな模様 |
タージマハルの中にも入ってきました
中には大理石でできた女王の棺が
撮影禁止なので写真はありません
とにかく暑い。体調最悪
日陰でしばらくの間、休憩
もっと体調がよければなぁ
最後の力を振り絞り、タージマハルを一周
タージマハルの裏にはヤムナー河が流れ、遠くにアーグラー城が見える
ヤムナー河と、遠くにアーグラー城 |
これで、タージマハルは終了
荷物を受け取り、出口近くでサイクルリクシャーをGET
デリーへ帰るために、アーグラーカント駅(アーグラー中央駅)へ
それでは、出発
インドらしくないきれいな道路 |
途中で奇妙な写真をとりました
自転車の後ろの荷台の上に小さな人が後ろ向きに立ってる?
自転車の荷台に小さな人が立ってる? |
いいえ、実はこれ、目の錯覚です
青色の服を着た女性が、自転車のずっと向こうを歩いているだけです
アーグラーカント駅が見えてきた |
アーグラーカント駅に到着
リクシャーワーラーとサイクルリクシャー |
アーグラーのサイクルリクシャーのデザインは機能的でシンプル
早速、デリーまでの切符を買いに窓口へ
この駅では、外国人用のチケット売り場がないみたいだ
座席指定席を買おうと並んでも、ここじゃない、あっちの窓口へ行け
指示どおりの窓口に行っても、ここにはない、あっちの窓口だ
体調最悪なのに、たらいまわしに
最後の最後に、またインドの試練
結局、指定席は売り切れだとのこと
仕方なく、自由席の切符を購入
これがまた最悪だった
デリーまで4時間、大混雑
すでにこの駅では座る場所はない
椅子に座ることができないばかりか、地べたにも座るスペースもない
座席の上の網棚にまで人が寝そべっていて、全部埋まっている
じつは、あそこが最上の席だったのかもしれない
しばらく乗っていると、インド人女性が僕を呼んで、3人掛けのボックス席にスペースを作って、4人座れるように奥に寄せてくれた
一番奥のインド人男性は不満そうな顔をしていたが、体調のすぐれない僕は、お言葉に甘えて、座らせてもらった
あぁ、助かった。どうもありがとう
ニューデリー駅に着いたのは、午後5時頃
一週間前、ニューデリー駅に入ってくる列車に見たとき、屋根の上にまで人が乗ってるのを見た。この列車の屋根にも人が乗っていたのかもしれない
列車を降り、ニューデリー駅西口を出て、一週間ぶりのパハールガンジーへ
そして、なつかしのパヤールホテルに到着
従業員に尋ねると、やっぱり、ドミトリーは空いていないという
今日は、ネパールから団体さんの貸切だという
またかよー、めんどくさいなぁ
ドミトリーの部屋まで確認しにいったら本当だった
疑ってごめんね
仕方ないので、シングルルームにチェックイン
なんか、先週と比べ、パヤールホテルに活気がない
実はもう9月
夏休みも終盤、オフシーズンに入ったらしい
明日の早朝4時にデリー空港出発の飛行機に乗らなければならない
フロントには深夜1時には起こしてもらうことと、デリー空港までのタクシーを頼んだ
今日はかなり疲れたし、体調もまだ良くないので、早めに就寝
次は10日目 インドの旅最終日
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