インド旅行記12 タージマハルで腹痛 下痢 体調最悪

9日目 アーグラー・タージマハル・ニューデリー


昨日の晩、バラナシを出発し、夜行列車でタージマハルのあるアーグラーへ向かう

朝、やっぱり、ちゃんとアーグラーで降りられるかどうか心配で、早く目が覚める

まだ6時。起きている人に聞くと、アーグラーはまだまだ先だとのこと

早朝の列車からの眺め

そして、名前は分からないが、どこかの駅に着いた


途中停車駅の様子

なかなか出発しない
おなかも空いたし、のども渇いたので、貴重品を持って、残りの荷物はベッドの上段の柱にチェーンでくくりつけ、駅ホームの売店へ

そこで、コロッケのハンバーガーと水を買った

実は、このことが、後でとんでもないことになるとは、その時僕はぜんぜん分かっていなかった


列車に戻った。荷物は無事だった。約10分後、やっと列車は出発

さっそくコロッケバーガーを食べた
コロッケと緑色のレタスじゃない野菜を、丸いパンに挟んだだけのシンプルなものだったが、なかなかうまい
カレー味じゃないところが特に良い

しばらくすると、列車は鉄橋を渡る

アーグラー城と遠くに小さくタージマハルが見える

隣のインド人に聞くと、あれはアーグラーフォート(アーグラー城)だという。また、遠くに小さくタージマハルも見える

アーグラーフォート駅はこの鉄橋を渡ったらすぐで、タージマハルもそんなに遠くなさそう

よし、次のアーグラーフォート駅で降りよう
降りる準備が完了し、列車はアーグラーフォート駅に到着
隣のインド人に別れを告げ、下車


ここで、なんとなく体がだるくなってきた
なんか、おなかもやばいことに
そう、下痢だ

じつは、ここまでいろんな旅人が下痢にやられているのを見てきたが、僕は幸運にもずっと大丈夫だった

しかし、旅の終わり近くで、とうとうやられたか?

でも、へんなものを食べた覚えがない

ん? あの途中停車駅で買ったコロッケバーガーにたしか、すこし葉っぱが入ってた!!

あれが原因としか、考えられない

失敗した。とりあえずトイレに

すこし、腹の具合は少し良くなった。



アーグラー城は駅の目の前

アーグラー城は外から見ただけ


だが、体調があまり良くないので、ここはパスして、さっそくオートリクシャーでタージマハルへ


タージマハルが見えてきた

10分ほどでタージマハルに到着

入場料750ルピー(約1875円)。高っ
インドの物価に慣れてきた僕には考えられない値段

荷物をあずけて入場

でも、体調最悪。下痢も再発、さらに熱もでてきたみたいだ
まず、トイレに

そして、タージマハルの入り口

タージマハルの入り口

この門の向こうには

んっ? 少し見えてきた

でたーー

タージマハルだー

近くで見ると真っ白ではなく、イスラムの模様が描かれた大理石の色

きれいな模様


タージマハルの中にも入ってきました
中には大理石でできた女王の棺が
撮影禁止なので写真はありません


とにかく暑い。体調最悪
日陰でしばらくの間、休憩
もっと体調がよければなぁ


最後の力を振り絞り、タージマハルを一周
タージマハルの裏にはヤムナー河が流れ、遠くにアーグラー城が見える
 
ヤムナー河と、遠くにアーグラー城

 これで、タージマハルは終了

荷物を受け取り、出口近くでサイクルリクシャーをGET

デリーへ帰るために、アーグラーカント駅(アーグラー中央駅)へ
それでは、出発

インドらしくないきれいな道路

途中で奇妙な写真をとりました
自転車の後ろの荷台の上に小さな人が後ろ向きに立ってる?

自転車の荷台に小さな人が立ってる?

いいえ、実はこれ、目の錯覚です
青色の服を着た女性が、自転車のずっと向こうを歩いているだけです

アーグラーカント駅が見えてきた

アーグラーカント駅に到着

リクシャーワーラーとサイクルリクシャー

アーグラーのサイクルリクシャーのデザインは機能的でシンプル

早速、デリーまでの切符を買いに窓口へ
この駅では、外国人用のチケット売り場がないみたいだ

座席指定席を買おうと並んでも、ここじゃない、あっちの窓口へ行け
指示どおりの窓口に行っても、ここにはない、あっちの窓口だ

体調最悪なのに、たらいまわしに

最後の最後に、またインドの試練
結局、指定席は売り切れだとのこと

仕方なく、自由席の切符を購入


これがまた最悪だった
デリーまで4時間、大混雑
すでにこの駅では座る場所はない
椅子に座ることができないばかりか、地べたにも座るスペースもない

座席の上の網棚にまで人が寝そべっていて、全部埋まっている
じつは、あそこが最上の席だったのかもしれない

しばらく乗っていると、インド人女性が僕を呼んで、3人掛けのボックス席にスペースを作って、4人座れるように奥に寄せてくれた
一番奥のインド人男性は不満そうな顔をしていたが、体調のすぐれない僕は、お言葉に甘えて、座らせてもらった

あぁ、助かった。どうもありがとう


ニューデリー駅に着いたのは、午後5時頃

一週間前、ニューデリー駅に入ってくる列車に見たとき、屋根の上にまで人が乗ってるのを見た。この列車の屋根にも人が乗っていたのかもしれない


列車を降り、ニューデリー駅西口を出て、一週間ぶりのパハールガンジーへ
そして、なつかしのパヤールホテルに到着

従業員に尋ねると、やっぱり、ドミトリーは空いていないという
今日は、ネパールから団体さんの貸切だという

またかよー、めんどくさいなぁ
ドミトリーの部屋まで確認しにいったら本当だった
疑ってごめんね

仕方ないので、シングルルームにチェックイン

なんか、先週と比べ、パヤールホテルに活気がない
実はもう9月
夏休みも終盤、オフシーズンに入ったらしい


明日の早朝4時にデリー空港出発の飛行機に乗らなければならない
フロントには深夜1時には起こしてもらうことと、デリー空港までのタクシーを頼んだ

今日はかなり疲れたし、体調もまだ良くないので、早めに就寝


次は10日目 インドの旅最終日


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