インド旅行記10 バラナシで喧嘩に遭遇 プージャ祭

7日目 バラナシ


昨日、明日の夕方バラナシ出発、あさって朝アーグラー到着の夜行列車の切符を買ったので、バラナシ滞在はあと2日

といっても、またのんびりした(グータラともいう)1日が始まった
今日は朝早く起きた

朝のガンジス河

部屋の中は暑いので、久美子ハウスの隣のビルでは、インド人は屋上で寝ている

寝ているインド人を眺める猫

ちなみに、久美子ハウスの日本人も10人くらい屋上で寝ています

パンディーガートで洗濯干し



デリーのパヤールから一緒だった大学生のK君、今日の夜、コルカタに向けて出発
コルカタのあと、プーリーに行って、それから南インドをぐるっと周って、1ヶ月後デリーに戻ってくる予定

K君は昨日、インド人の学生の女の子に会ったとのこと
その女の子曰く、
日本の学校に行きたいという妹がいる。ぜひ、妹に日本のことを教えてあげてほしい。明日の晩、うちに来て欲しい
こういって、家に来ることを誘われたとのこと。今日の午後に再会することを約束したので、僕に一緒に来てくれないかと
普通のインド人の暮らしている家に行けるなんて、すごいいい話だと思ったけど、なんか怪しい

そうだ、久美子さんやシャンティーさんに相談してみよう

二人とも即答だった。 絶対行ってはいけない。今日の約束もほっとけばよい と
お金を取られるだけならまだしも、最悪、帰ってこれないかもと

恐ろしい
K君は、彼女は嘘をつくような人ではなかった。というけど、何が起こるかわからないインド
しかも今日の夜出発予定のK君
みんなでK君を説得し、最後にはK君もあきらめた
もし、彼女の家に行ってたら、どうなってたんだろう


そのほかにも、バラナシには罠がいっぱい仕掛けてあった

ガンガーのボートからではなく、陸側から歩いてマニカルニカーガート(大きいほうの火葬場)に行ったときのこと
火葬をかなり離れた場所から眺めていた
すると、怪しいインド人が近寄ってきて、ここは、親族の場所だからここで見ていてはいけない
そこの建物の上からだったら大丈夫だし、よく見えるのでそこへ連れてってやる と言う

これは、地球の歩き方にも書いてある。死を待つ老人の部屋に連れて行かれ、薪代として、大金を取られる

僕は行かないと言っても、かなりしつこい
僕が少し逃げるように移動したところで、別のインド人が同じように誘ってきた

すると、さっき誘ってきたインド人が、この外人(僕)は俺の客だとばかりに、後から来たインド人にどなりつけ始めた

とうとう、喧嘩が始まった。すると、まわりにインド人がいっぱい集まってきた。どこにこんなにいっぱいのインド人がいるんだろうと思うくらいあっと言う間にすごい人だかり

野次馬たちは喧嘩をなだめるというよりは、もっとやれ、もっとやれと、はやしたてているって感じ。暇なインド人たちにとって、喧嘩は最高の娯楽みたいだ

おっと、これは僕が原因の喧嘩だった
見てると面白いんだけど、やばい感じもしたので、そそくさと退散

火葬場は陸側から見ると危ないので、やっぱりボートに乗って川の上から見るほうが安全です

超満員のボートと泳いで追いかける子どもたち


まだまだ、バラナシには魔の手が

街を歩いていると、インド人が日本語で「バラナシ、歯ブラシ」と叫んでいる
おもしろがって近づくと、こう言われた(英語で)
ゴールド寺院(ダシャーシュワメードガートの近く)にサイババの弟が今来ているから、会うことができる。連れてってやる
サイババの弟は明日、帰ってしまうので、今日がラストチャンスだ
君はとってもラッキーだ。早く行こう

これも地球の歩き方に載っている詐欺
占いと見せかけ客を不安にさせ、ただの石ころを何百ドルで買わせるもの
これは、さすがにすぐに断った

ちなみに「バラナシ、歯ブラシ」はあちこちで聞いたが反応してはいけない
日本人を見分ける常套手段らしい




そして、危険というわけではないが、自分を「アキラ」と名乗るインド人少年がいる。たぶん12~13才くらい
日本語がとても上手
日本人有名歌手がここバラナシに来たときに名づけてもらったと言う
ほんとかどうか分からないけど、バラナシ滞在中にどこからともなく、ふらっと現れる
モナリザレストランに居るとき、町をぶらついているとき、そして、今日も街で会った

自分の家はこの近くで紅茶の葉っぱ屋をやってる。チャイをご馳走するからおいでよ(流暢な日本語で)

あまりにもしつこいのでとうとう行ってしまった
チャイに睡眠薬とか入ってたらどうしよう、と思って飲まなかったが、やっぱり最後には、お茶の葉っぱを買うように勧められた
僕には品質を見極められる能力がないので、結局買わなかったけど、まあ、それでおしまい

アキラは日本語もかなりうまいし、かなり頭がいいと思う。バラナシでお茶屋さんをやってるのはもったいない
話も面白いし結構いい奴だし、またバラナシに来たら会いたいなぁ


メインガート近くの4階のレストランからの眺め


結局今日も、ボートに乗って、モナリザレストランに行って、ガンガーに涼みに沐浴して、街をぶらぶらして、いつもと同じ一日を過ごした

日本にいるときは、毎日忙しいサラリーマン
こんなにリラックスできるのは、最高
もっと、バラナシにいたいなー



そこで、今日は僕にとって最後のバラナシの夜なので、ダシャーシュワメードガートで毎晩やってるプージャ祭にいってきました

一緒に行ったのはK君やM君も含めて6人
まだ明るいうちにメインガートに到着

少しづつ人が集まり始めたプージャ祭

プージャ祭の準備中

花びらと火をつけたロウソクの小船を川に流す

辺りが暗くなってから本番スタート
僕たちは、止まっているボートに座って(有料。一人50ルピーくらい)、ガンガー側からプージャ祭を見ました

プージャ祭スタート

煙がもくもく


三角形のタイマツ

ピントが合わず、うまく写真が撮れませんでした。スミマセン
そして、約1時間でセレモニーは終了
儀式が終了したのと同時に観客が一斉にガンガーに向かって歩き出し、川の前でお祈りし、先ほどの写真にあったロウソクに火をつけた花びらの小船をガンガーに流し始めた

灯篭流しのよう

バラナシ最後の夜は、幻想的でとてもきれいでした



久美子ハウスに戻って、少し経った夜9時頃、K君が出発する時間だ
そのほかにも、2人ネパールのカトマンズとポカラに向けてそれぞれバスで向かう人もいて、3人一緒に久美子ハウスを去っていくことになった
K君とデリーのパヤールホテルで初めて会ったのは5日前
本当に楽しかったよ。ありがとう
これからも気をつけて
よい旅を



次は、8日目。バラナシ最終日


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