ペルー ボリビア旅行記7 プーノからラパスへ国境超え

7日目 プーノ ラパス


朝7時、プーノのカパックイン・ホテルをチェックアウト
昨日予約した旅行代理店へ行き、そこからボリビアの首都ラパス行きのバス乗場まで連れて行ってもらう
今回のバスは50人ほど乗れる大型バス
乗客は外国人ばかりで、路線バスではなく、ツーリストバスのようだ

朝8時、ツーリストバスは出発
バスはチチカカ湖の湖畔を南へと走る


2時間ほどでユングーヨの国境に到着
バスを降りて、ペルー側のイミグレーションの建物へ
出国スタンプを押され、建物を出て、そのまま歩いてボリビアへ

ペルー・ボリビア国境(多分)

ここの国境は、道路の両側にお店がびっしりと並んでいて、どこがボリビアのイミグレーションなのか分かりにくい


5分も歩かないうちに、外国人がいっぱい入っていく建物があった
ここがボリビア側のイミグレーションの建物らしい

隣にトイレもあった。なぜかスペイン語(Bano)、英語(Toilet)に加え、日本語で「トイレ」と書いてあった
日本人が多いのか? それとも間違える人が多いのか?

イミグレーションとトイレ


パスポートと昨日用意したコピーを渡すと、パスポートにスタンプを押され、あっという間に入国手続き終了
再び同じバスに乗り込み、30分ほどで、ボリビア側最初の街、コパカバーナへ到着
バスはツアーバス事務所の前に止まり、ここでお昼休憩

コパカバーナのツアーバス事務所前


荷物をバス事務所の倉庫に預ける
どうやら、バスの乗換があるらしい
午後1時に出発とのこと
現在午前11時なので、2時間もある。しかしこの考えが甘かったのだ

バスが止まった場所は町の中心で、目の前に大きな教会があった

コパカバーナの教会


少し歩くとチチカカ湖が見える

コパカバーナの港


湖畔に小さなレストランがあった
ここでチチカカ湖を見ながら食事をとった
たぶんこれが最後のチチカカ湖だろう

食事終了。まだまだ1時間以上ある
とりあえす、旅行代理店に戻ると、あれっ?
みんなバスに乗り始めている

そう、ペルーとボリビアには時差が1時間あったのだ
ペルー時間では、現在午前11時55分
ボリビア時間では、現在午後0時55分
クスコで急遽決めたボリビア行き
事前の勉強不足のため、時差のことを全然知らなかったのだ

急いで荷物を受け取り、ラパス行きのバスかどうかを確かめ、乗車
なんとか間に合った

そして、時計をボリビア時間にセット

今度乗ったバスはボリビアのバス
午前、プーノとラパスからそれぞれのバスがここコパカバーナに集まり、午後、それぞれ元の場所に戻っていくようだ
つまり、ジョイントチケットだったのだ



しばらくバスが山の中を走ると、再びチチカカ湖に出た
ここで行き止まり。この先に道はない
湖の向こう側500mほど先に陸が見えるが、橋はない

ここでは、バスが平らな船にのり、湖の向こう側へ渡るのだ
バス以外にも、トラックや乗用車が次々に両側から出港している

でも、なぜか人はバスから降ろされ、別の小型旅客船で渡らなければならないらしい
小型旅客船の料金を払い、5分もかからずに向こう側の港へ

人はこちらのボートで

バスはなかなか到着せず、港の周りをぶらぶら
湖の上をバスがゆっくり走ってくる。なんとも不思議な光景だ

湖の上を船で渡るバス


やっとバスが到着し、再び乗車
一路、ラパスへ
チチカカ湖とはここでお別れ

バスは高原を走り続ける
バスからの景色は、植物があまり生えていなく、サボテンくらいしかない。一面砂漠のようだ

ボリビアの高原

3時間くらい走ると、街が見えてきた

ラパスだ

ラパスの街


ラパスは、平らな高原の中にすり鉢のように窪んだ場所にある
半径およそ20kmくらいの巨大なすり鉢
その一番底の部分が街の中心部で、商業施設や行政機関が集まっている

バスはラパスの中心に向かって、坂を下っていく
すり鉢の内側の壁には建物がぎっしりと建っている
一番低いところにはお金持ちが住んでいて、上の方に行けば行くほど、貧しい人が住んでいるとのこと
そして、すり鉢の範囲を超えた部分にも人がどんどん住み始め、ラパスの街は、どんどん広がり続けているそうだ

そして、これまでいろんな旅行者に聞いてきたが、ラパスはかなり治安が悪いらしい
強盗やスリが昼間でもあるらしい
僕がいままでいろんな国に旅してきたなかでも最も危なさそう



夕方5時、バスはラパスの街の中心に到着

ここからクスコであったKさんのお勧めの宿、Alujamient Santa Cruz(アルハミエント・サンタクルス)へ向かう
地球の歩き方の地図で、行き方を確認し、できる限り人の多い道を選び、何かあった場合に、人々に助けてもらえるように、細心の注意を払って、 宿へ歩いていく

ここラパスは、ヨーロッパからの住民が少なく、伝統的なラテンアメリカ人が多い
服装も民族的て、色鮮やかである
また、伝統的な帽子をかぶっている人が多いのも特徴だ


徒歩10分くらいで、Alujamient Santa Cruz に無事到着
このゲストハウスのオーナーは30歳くらいの女性で、子どもが3人いる
この子どもたちは、とても人懐っこい
宿泊客は、ほとんど日本人。典型的な日本人宿だ

残念ながら、今日は満室だった

明日は大丈夫とのことで、2ブロック下ったところにある El Solario というゲストハウスに移動
ここではすぐにチェックインできた

El Solarioは大規模なゲストハウスで、世界各国からバックパッカーが集まっている
でも、日本人はいなさそう

とりあえず、アルハミエント・サンタクルスへ戻ってみると、これから夕食に行く日本人の男性が二人いて、一緒に行くことになった
二人ともラパスに1ヶ月ほど滞在している
おいしくて安いレストランもよく知っているので、とてもラッキーだった

いろいろラパスのことを聞いてみると、とにかく、何も持たないのが一番安全とのこと
バッグを持つのは絶対だめ。ポケットを膨らませておくのもやばいらしい
とにかく、俺を襲っても何もないぞとアピールすることが大事らしい

ポケットに少しのお金を忍ばせて、街を歩くのが丁度いいらしい
カメラはやばいとのこと
奪われる可能性が高い
あまりここラパスでは写真が撮れないなあ、残念

でも、ラパスの良いところもいっぱい聞きました

食事が終わり、レストランの外に出るともう夜
夜景がとてもきれい
香港や神戸などの100万ドルの夜景とはまた違っている

ここラパスのすり鉢の底から見ると、地平線がかなり上の方になる
その高さまで、180度、びっしりと詰まった建物の明かりが無数に見える
世界的にも、ここでしか見られない、すばらしい夜景だと感じました

ラパスの夜の街をぶらぶらし、僕は El Solarioへ到着

こうしてボリビア1日目が終了。明日はとっても居心地の良いアルハミエント・サンタクルスへ宿を移動
そして、ラパス観光へ


スポンサーリンク