ミャンマー旅情報2 ミャンマービザの取得方法は?

2013年現在、外国人旅行者はミャンマーに入国するにはビザが必要です
今回は、ミャンマー観光ビザの取得方法の紹介です


ヤンゴンのスーレー・パヤー



日本からミャンマーに観光旅行する方は、東京・品川区にあるミャンマー大使館で観光ビザを取得できます


ミャンマービザを取得する方法は大きく3種類あります
1 旅行代理店に依頼する
2 ミャンマー大使館へ直接行き、申請、受領する
3 ミャンマー大使館にパスポート等を郵送して取得する



1 旅行代理店に依頼する


航空券やパッケージツアーを買った旅行代理店に頼めばだいたいやってくれます
旅行代理店の指示通り申請書を記入してパスポートなどを用意すれば後は全部やってくれるので一番楽です
当然費用は高くなります
めんどくさいことはやりたくない方はどうぞ



2 ミャンマー大使館へ直接行き、申請、受領する


ミャンマー大使館の近くに住んでいる方、急ぎでビザを取得したい方は直接ミャンマー大使館へ行ってビザを取得できます

ミャンマー大使館の所在地は
東京都品川区北品川4-8-26 です
最寄り駅は京浜急行の北品川駅 徒歩約10分です
次に近いのがJR山手線大崎駅 徒歩約15分です

申請は平日の午前9時から12時
受領は平日の午前10時から12時

申請から受領まで一週間ほどかかります

申請時間等変更があるかもしれません
詳しくは、ミャンマー大使館ホームページ





3 ミャンマー大使館へパスポート等を郵送して取得する


僕みたいに東京から遠いところに住んでいる方、都内に住んでいても忙しくて平日午前にミャンマー大使館へ行けないというかたは、ぜひ郵送取得を利用してください

この方法が一番おすすめです

ただし、僕はパスポート等郵送から受領まで、約3週間かかりました
時間的にかなり余裕を持っておいた方が良いです
遅くとも出発1月前までには申請しましょう



ここからは僕が実際に郵送で観光ビザを取得した時の方法を紹介します

準備したもの

1 パスポート
2 ビザ申請書
3 証明用写真(ビザ申請書に貼り付ける)
4 社員証のコピー(写真つき)
 ミャンマー滞在中のスケジュール表
6 ビザ料金振り込み明細書(原本)
7 郵送用封筒と返信用封筒

1 パスポート

パスポートの条件は、有効期間がミャンマー入国時6ヶ月以上残っていること、ビザのシールを貼るための未使用ページ(多分2ページあればOK)が残っていることです


2 ビザ申請書

ミャンマー大使館ホームページから電子ファイルで入手できます

Word Excel PDFの3種類のうちから選択できます
僕は、Wordでダウンロードしました
Wordの申請書を直筆サイン以外の部分をパソコンで先に入力してから(フォントを少し変えて、太字にしました)、プリンタで印刷しました

印刷した申請書にパスポートと同じサインを記入し、証明写真を貼り付ければOKです


申請書の書き方は次のサンプルのとおりです

申請書記入例

「パスポートと同じサイン」を除き、すべてアルファベットで記入してください

この申請書で気になるのが、なんで父親の名前が必要なのか?
髪の色、目の色、肌の色、身長と面白い質問が続きます

間違えやすいのが「パスポートの発行場所 Place of Issue」です
日本のパスポートで東京以外の道府県でパスポートを入手した方も Tokyo, Japan にしてください
東京にある外務省が発行したので、Tokyo, Japan です

発行機関 Issuing Authority はMOFA (Ministry of Foreign Affairs 外務省)です

他の国の申請書でも同じですが、とにかく空欄をできる限りなくしましょう。何か書いた方がいいです。ビザ申請や入国の際、引っかかる可能性があります
該当なしの場合は空欄ではなく None と書きましょう



3 証明用写真(ビザに貼り付ける)

カラーの証明用写真3.5cm X 4.5cm が1枚必要です
街角にある証明写真機でもOKです

僕はデジカメで白い壁の前で友達に写真を撮ってもらい、セブンイレブンにSDカードを持って行き、マルチコピー機を使って証明写真を作りました
1枚200円でした

あとは、はさみで切り取って糊で申請書に貼り付けるだけ



4 社員証のコピー(写真付き)

僕は特に問題なかったんですが、主婦の方とか、無職の方とかはどうしたらいいのか分かりません。不要なのかもしれません
学生さんは、学生証のコピーを用意しましょう



5 ミャンマー滞在中のスケジュール表

実際に決まって無くても旅行の計画でOKみたいです
もちろん、すべて英語で作ってください

僕はこんな感じでつくりました


Schedule of stay in Myanmar
Name: Taro Yamada
11 March 2013: Arrive Yangon Airport, Flight No. FD1234
11-14 March 2013: Stay at Tokyo Guesthouse, Yangon
15-18 March 2013: Stay at Pyinsa Rupa Guesthouse, Bagan
19-22 March 2013: Stay at Gypsy Guesthouse, Inle lake
23 March 2013: Stay at Tokyo Guesthouse, Yangon
24 March 2013: Depart Yangon Airport, Flight No. FD5678


航空機の予約をまだしてない段階でも適当に書けばOKです
とにかく気をつけることは、ビザ発行日(ミャンマー大使館がビザを発行した日)から3ヶ月以内のうち、28日以内でスケジュールを作成してください

僕はこのミャンマー滞在日程表をWord で作成し、A4の紙に印刷しました
手書きでも大丈夫だと思います




6 ビザ料金振込み明細書


ビザ料金は銀行振り込みです。料金は観光ビザの場合3000円
振込み先の銀行名や口座番号はミャンマー大使館ホームページで確認してください

僕は銀行のATMで振り込みました。窓口で振り込むよりも少し安いのと、平日昼に銀行窓口に行くことができないからです

キャッシュカードを持っている銀行のATMで画面に指示されるとおり入力していくと振込みできました
3000円+振込み手数料315円くらいがキャッシュカードの口座から引き落とされます

このときATMから振込み明細のレシートが発行されます。なくさないでください
このレシートをビザ料金振込み明細書(原本)としてパスポート等と一緒にミャンマー大使館に郵送しました



7 郵送用封筒と返送用封筒


僕は簡易書留を利用しました
送付用と返信用の両方とも簡易書留です
送付用にはミャンマー大使館の住所を、返信用には自分の住所を記入し、郵便局の方に料金を教えてもらって郵送しました

レターパックという郵便局のサービスでも良いと思います
郵便局やコンビニでレターパックを買えます
1通350円で往復だと2通で700円
簡易書留みたいに郵便局に行って差し出し手続きをしなくても、郵便ポストに入れるだけなので簡単です
僕は使ったことがないので保証はできませんが、番号による追跡サービスもあるみたいなので大丈夫じゃないかな



あとは、1から6番までを7番で用意した封筒に切手を貼った返信用封筒(またはレターパック)を入れて郵送すればOK
書類不備の場合は電話が掛かってくるみたいだけど、僕は特に問題なかったようで電話は掛かってきませんでした
郵送からほぼ3週間でビザのシールを貼り付けたパスポートが返ってきました



日本以外の国でミャンマービザ取得


日本以外の国のミャンマー大使館でもビザを取得できます
2013年現在、ミャンマーの空港到着時に観光目的のアライバルビザは入手不可能です

いずれにしても事前にミャンマー以外の国のミャンマー大使館でビザを入手する必要があります
もちろん、ミャンマー大使館の無い国では入手できません


陸路入国について

メーサイ(タイ)~タチレク(ミャンマー)やラノーン(タイ)~コートン(ミャンマー)など陸路で入国できるポイントがいくつかあります
ここでは、ミャンマーのアライバルビザが入手できます

しかし、これらの国境で入手できるアライバルビザは有効期間が長くても3日くらい。滞在可能なエリアも国境から数キロメートルの範囲内など制限がかなりきびしいです
これらの国境でアライバルビザを入手して、ミャンマー国内を旅行することは不可能です

現在のところミャンマー国内の主な観光地を周遊には、事前にビザを入手し空路で入国するしかなさそうです


ミャンマー旅行記

僕が実際にビザを取得して行ったミャンマーの旅行記はこちらからどうぞ。ぜひご覧ください



いかがでしたか?
ミャンマー大使館でビザを入手できれば、ミャンマー入国準備OKです
次回は、ミャンマー行きの航空券の選び方です
お楽しみに


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