マレーシア旅行記6 コタバルからスンガイコローク国境へ

6日目 コタバルからスンガイコローク国境 ヤッラー ベトンへ


今日はマレーシア最後の日
朝、早く起きて、コタバルのカルチャーゾーンという、歴史的な建物が並んだ地区へ朝食を兼ねて行ってきました

コタバルのカルチャーゾーン


カルチャーゾーンにあるモスク


食事は朝からカレーを食べました
適当に頼んだら、紙のお皿に、青色のご飯が出てきました
インド人らしきお客さんは、手で食べてましたが、僕たちにはちゃんとスプーンとフォークが添えられてました

カレーと青色のライス

KBバックパッカーズ・ロッジに戻り、出発の準備
ゲストハウスの方や、宿泊客にお別れを告げ、出発


バスターミナルに歩いていくと、国境行きのバス乗場はすぐ見つかった
チケットは、バスの中でも買えるが、窓口で事前に買っておいた

路線バスが到着。ここ、コタバルの路線バスは、車体が新しいようだ
でも、車内はあまり掃除をしていないようで、きたない

出発
やはり路線バスなので、何度もバス停で停車しながら進む


途中で比較的大きな街に入り、鉄道駅の前のターミナルでバスは停車した
地図で見るとおそらく、Pasir Masという駅だと思う
ここで、かなりの乗客が降りて、新たにバスに乗ってくる人は少し

大きなバックパックを持った男性2人が乗ってきたので、話しかけると、
僕たちと同じように、スンガイコローク国境へ行き、タイに入国するそうだ

彼らはマレーシア人大学生。タイのYALA大学に留学している。休暇を利用して、実家に一時的に戻っていたそうだ

実家はマレーシア南部、シンガポールとの国境の町、ジョホールバル

ジョホールバルから、ここマレーシア東海岸の北の終着駅まで列車で24時間以上かかったそうだ


僕たちもYalaに行くというと、じゃあ、一緒に行こうということに
国境のあたりのことも良くわからないというと、彼らは何度も来ているので案内する言ってくれた。ラッキー


しばらくすると、マレーシア国境事務所前。このバスの終点
結局、最後まで乗っていたのは、僕たち4人だけだった

バスを降りると、バイクタクシーの運転手が群がる
一人10RMで、タイ側まで連れて行くとのこと

大学生に聞くと、僕たちは、歩いていくとのこと
よくわからないので、一緒に歩いていくことにした


まず、マレーシア側の出国手続きへ
建物の中に入るが、他に旅行者はほとんどいない
あっというまに出国手続き終了


ここから歩いてタイ側へ
国境らしきところを通過した。さようならマレーシア


徒歩5分くらいで、タイの国境事務所建物へ
こちらも、ほとんど人がいない

入国の窓口に行くと、イミグレーションカードが必要だという
向こうでもらって来いと指を差す

指を差した方へ行くと、係員らしき人がパスポートを見てイミグレーションカードを記入してくれる
手数料20バーツ

飛行機でタイに入国する前に、機内で配られるあの紙なのだが、あれは無料のはず
ここでは、無料でもらうことができない
おじさんに、記入手数料20バーツを払わなければならないのだ

セコい
マレーシア人大学生2人も当然のように20バーツを支払って、書いてもらっている
ここは国境。職員に変ないちゃもん付けられるといやなので、僕も同じように書いてもらい、20バーツ払った

ちなみにE君はタイ人なので、イミグレーションカード不要で、20バーツ支払う必要がなかった


4人とも無事タイ入国(E君は帰国)


ここからまた炎天下のなか、まっすぐの道を歩いて10分くらい
左側にお店兼バスチケット売り場があった

ここがスンガイコローク・バスターミナルらしい
といっても一般の道の脇

普通のお店に見えるので、知らないと、通り過ぎていたかもしれない
彼らと一緒に来ることができて、助かりました

彼らが言うには、マレーシア側で路線バスを降りたところにいたバイクタクシーは、ここスンガイコロークのバス乗場まで連れてきてくれるそうだ
10RMまたは100バーツ。今日みたいに暑い日は、使う価値があるかもしれない


僕とE君の最終目的地は、Beton
Yalaのさらに先

ここスンガイコロークからは、Beton行きの直行バスはないらしい
とりあえずYalaまで行って、そこでBeton行きに乗り換えなければならない

ここはもうタイ。タイ語の話せるE君は大活躍
マレーシア人大学生の二人も、あまりタイ語は話せないみたいで、E君は鼻高々

僕もタイに入ってくると、難しいことはE君におまかせ。楽ちん、楽ちん


Yala行きミニバスがやってきた
10人乗りのワゴン車で、満席

それでは出発

ミニバスにしばらく乗っていると、軍の検問があった
タイ最南部は、テロが何度も発生していて、マレーシアや、タイの中央部と違って、なんとなく緊張した感じがする

ミニバスに乗って約2時間、大きな街に入ってきた
どうやら、Yalaの街のようだ

マレーシア人大学生の2人は、終点のターミナルまで行かずに途中で下車
お別れのあいさつ
おかげで無事Yalaまでこれました。どうもありがとう


終点のバスターミナルまで乗って来たのは、僕たち二人だけだった

バスターミナルといってもそれほど大きくない
ミニバス専用のバスターミナルのようだ

早速Beton行きのバスチケットを購入

あと何分後に来るの?とチケット売り場の人に尋ねると、30分後くらいと答える

バスターミナル内の食堂で食事したりして、時間をつぶす

30分経過したが、バスは来ない
E君は来ないものは仕方がないと言う。さすがタイ人、おおらかだ


結局約1時間経過して、ミニバスは到着
乗客は6人。そんなに混んでいない

それでは出発

ミニバスはどんどん山の中に入っていく
カーブがいっぱい。道路は一応舗装されているが、一部狭いところを通過する

だんだん険しい山に入って来た。こんな山奥にあるBetonという街は、いったいどんなところなんだろう

このYalaからBetonの間は、スンガイコロークからYalaよりももっと多くの軍の検問があった
Betonはマレー半島の中央の山間部で、タイの最南端。マレーシア国境の近く
密入国を警戒しての警備なんだろうと思う


約2時間で、街らしきところに入ってきた
E君が言うには、Betonに着いたらしい
街の中心部で下車


Betonの街は、意外に発展している
そして、すぐ気になったのは、街の中心にある、日本風のお城
E君に尋ねると、郵便局だという。入り口前にでっかいポストがあるからだと。本当か?

Betonにある日本風のお城

E君は安い宿を知っているといので、そこに泊まることにした
名前はJACK HOTELかMICHAEL HOTELかなんかで、男性の名前だったと思う。すみません。忘れました

一泊500バーツ。それほど綺麗ではない。まあまあといった感じ。でもE君念願のエアコン付き


早速、街へ出かける
E君がここへ来たのは5年ぶりだとか
お父さんの仕事の都合で、小学生から中学生くらいまでここに住んでいたらしい

タイ最南部の秘境、Betonには、意外にも外国人観光客が多い
欧米人、そして中国人
日本人は、まったく見かけない
この街を知らないのは、日本人だけなのかも


まず、バイク(タイ語でモトバイ)を借りた
E君が運転し、僕は後ろ
これで、行動範囲が広がった


夕食へ
E君が安くておいしいところを知っているというので、バイクで移動
郊外のレストランで、大食いのE君が大好きな食べ放題のお店だった

建物の外にテーブルが並んでいて、地元の人でいっぱい
人気のあるレストランのようだ

お肉、魚介類、野菜、デザートなどいろんなものがある
これで、一人180バーツ。安い
人気があるのもうなずける

それから、食事していると、レストランになぜかゾウが入ってきた
ゾウ使いが一緒にいて、チップをもらっている
タイらしい風景で、なごんだ


食事が終わったあと、E君のおばさんの家に行こうということになった
E君も小さい頃、そこに住んでいたとのこと

レストランからさらに山の奥に入ったところにおばさんの家があった
しかし、おばさんの家は真っ暗。呼んでもだれも出てこない
隣の家の人に聞くと、車が無いから、どこかに出かけているだけじゃないか?とのこと

E君に携帯に電話かけたら?と聞くと、電話番号を知らないという
また、明日出直すことにした


街の中心部に戻り、すこし歩いてみた
人通りは多く、夜でも安全なようだ

タイに戻って、小さい頃の思い出の街にやってきたE君
すっかり元気になった。食欲も旺盛。よかった、よかった

ホテルに戻って就寝


明日は、Beton観光


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