ボリビア旅行記9 ラパスは「海の日祭」で大騒ぎ

9日目


今日は、夕方の夜行国際バスに乗って、ペルーのナスカへ向かう


久しぶりに朝から天気が悪い
サンタクルス・ゲストハウスで待機していると、なんと雹(ひょう)が振ってきた
しかもだんだん大きい雹も降ってきて、一番大きいのは直径5cmくらいの白い球

こんなのに当たったら、怪我しそうな大きさ
まだ秋で、そんなに寒いわけでもないのに、びっくり
やはり、標高3800mを超える場所では、気候も不思議だ


今日は、ラパスの街がにぎやかだ
宿の人が言うには、今日はボリビアは祝日で、海の日だそうだ
えっ? 海の日?

地図を見てもらえれば分かるとおり、ボリビアは南米大陸の内陸部に存在し、海に接していない
実は、昔は海に面していたが、チリに取られてしまったそうだ

ふうーん そんな歴史があったとは

そして、今日は海の日の祭がラパスの中心部であり、パレードも行われるそうだ

この宿からも近いので少し見に行ったら、すごい数の警察官
人出も多く、これならカメラを持って出かけても大丈夫だろう

宿に戻るとテレビで式典の様子が映し出されていた
すぐ近くでやっていることがテレビで見られるのも首都の特権

改めて、カメラを持って海の日の祭へ
華やかなパレードがいつまでも続く

リオのカーニバルほどではないが、学校の吹奏楽部や、女性のダンスサークルっぽい集団、民族衣装を着てただ手を振っているだけの集団、本格的なダンスチームや、ジャズバンド

ほんとに何でもありのパレードで、見てる人も、参加してる人も、みんな楽しく過ごせるものだった

海の日のパレード

ボリビアの民族衣装を着た人たちのパレード


サンフランシスコ寺院前の広場

ボリビアの国旗を持った女性


パレードから少し離れて、高台にあるライカコタの丘にやってきた
一番低いところが街の中心部で、高いビルが集まっている
ラパスの街の構造がよくわかる

ライカコタの丘から見たラパスの街

お昼過ぎには宿に戻り、出発の準備


いろいろしているうちに午後3時
とうとう出発の時間だ
宿の女性や子どもたち、そして宿泊している人たちにお別れを告げる
サンタクルス・ゲストハウスはホントに過ごしやすい宿だった

あと一週間あればウユニ塩湖に行けるのに、ここラパスからウユニ塩湖は遠すぎ。とっても残念
いつかまた次の機会にウユニ塩湖に行ける時があったら、ぜひここにも再び宿泊したいな

宿からバスターミナルまでは徒歩約15分ほど
大きな荷物を持っての移動は毎回大変緊張する
周りを十分注意しながら、なるべく、人の多い道を選んで歩いていく

無事、バスターミナルに到着
バスはすでに待機していた

乗車してみると、いままで乗った中で、最高級のバス
2階建て。さらに2階の一番前の部分には、ちょっとしたラウンジがある

バスの2階の一番前にあるラウンジ


午後4時定刻どおりバスは出発した
これから20時間。ナスカに到着するのは明日の昼12時の予定
どんなバスの旅になるのかとっても楽しみ


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