8日目
今日はルクソールの安宿イッサラームホテルに宿泊しているKさんとS君と一緒にナイル川西岸にある王家の谷などに行くツアーに参加します
朝9時にイッサラームホテルへワンボックスの車が迎えに来た
今日のツアー参加者は10人。僕たち3人の日本人以外は全員ヨーロッパ人
あとは、エジプト人の男性運転手と女性ガイド
エジプト人女性ガイドは英語がとっても上手。発音もきれいで聞き取りやすい
ナイル川を渡る橋を超え、西岸へ
最初に到着したのは王家の谷
駐車場から電気自動車に乗り換えて移動します
王家の谷へ行く電気自動車 |
このツアー、各遺跡の入場料は含まれてません
それぞれの施設でチケットを購入しなければなりません
ガイドさんにお金を渡すとまとめてチケットを購入してくれるんですが、学生さんは国際学生証をガイドさんに預けると入場料すべて半額
今回のツアー、僕とS君以外はみんな学生でした
エジプトの遺跡の入場料はかなり高い。学生さんがうらやましい
電気自動車に乗って10分くらいで王家の谷到着
この谷は砂漠の真ん中にあり、一見なにも無いのだが、この地下には古代エジプトの歴代の王家の墓が眠っている
王家の谷 |
世界中の考古学者がこの辺りを発掘し、僕が行ったときですでに62の墓が発見されている
ルクソール神殿やアブシンベル神殿に自分の石造を建てまくっているラムセス2世の墓や、エジプト考古学博物館に黄金のマスクが飾られているツタンカーメンの墓もここルクソールの王家の谷にあります
この谷で発掘されたものの多くが、カイロのエジプト考古学博物館に展示されています
だから、ここにはほとんど何も残ってません
入場券で3か所の墓に入ることができます
適当に3か所入りました。なお、墓の中は写真撮影禁止です
なので、写真はありません
墓の中に入ると、地下の方に向かって細長い通路があります
その一番奥が棺桶が置いてある部屋
棺桶の現物はここには無いが、壁には色鮮やかな壁画が描かれています
外界とは隔離されているので、とても美しい
古代エジプトの歴代の王の華やかさが伝わってきます
ここ王家の谷のメインは、ツタンカーメンの墓
なんとツタンカーメンの墓に入るには別料金70ポンドが必要
エジプト式集金システム。最初の入場料は安めにしておいて、メインの場所を追加の入場料で高い料金を払わせる
せっかくここまで来たんだからという、観光客心理を突いた悪どい商売
僕のここまでのエジプト旅行で3回目
1回目はギザのピラミッドで、クフ王のピラミッド内部に入るのに別料金100エジプトポンド(約2000円)。僕はここで追加料金で入ってみてがっかりしました
2回目は、カイロのエジプト考古学博物館のミイラ室、追加料金100エジプトポンド。僕は止めときました
3回目がここ、王家の谷のツタンカーメンの墓。追加料金70エジプトポンド
ケチな僕は入りませんでした
入った人に聞いてみるとやっぱり、たいしたことはなかったらしい
よかった。入らなくて。僕は自分自身に言い聞かせました
電気自動車で駐車場に戻り再出発
次はハトシェスプト女王葬祭殿へ
ハトシェスプト女王葬祭殿 |
ここハトシェスプトは王家の谷と違って、外部からも建物がはっきりと見えます
建物の中は奥の方へ広がっていて、壁には美しい絵が描かれていました
ハトシェスプト女王葬祭殿の壁画 |
ハトシェスプト女王葬祭殿では1997年にテロ事件が起きました
観光客や観光ガイドなどがここで過激派に襲撃され、63名が亡くなりました
外国人観光客が多く含まれ、日本人10名もその中に含まれています
現在は警備が厳しく、そんなことが起こる気配はまったく感じられません
そんな事件が再び起こらないようにエジプトの平和を願うばかりです
ハトシェスプト女王葬祭殿で観光していると僕は砂漠の暑さにかなり参ってしまいました
うだるような暑さ。気温は40度を超えているんじゃないか?
早めに冷房の効いたワンボックス車に戻り休憩
みなさんも、砂漠の観光の時は熱中症に十分気をつけてください
いよいよツアーも最後の目的地、メムノンの巨像へ
メムノンの巨像 |
広い台地に2体の巨大な像が置いてあります
他に何もありません
何千年もこの2人はここに鎮座しているそうです
ここまでのエジプト旅行で多くのすごいものを見すぎてきたからか、このメムノンの巨像はあまり感動はありませんでした
以上で、ツアー終了。ルクソールの街へ戻ります
一緒にツアーに参加した皆さんや、ガイドさん、運転手さんともお別れ。みなさんお疲れ様でした
僕とKさん、S君はイッサラームホテルまで送ってもらいました
午後2時頃到着
3人で遅いお昼ごはんを食べに行きました
今日はこのあと3人で、夕方5時半ルクソール駅発の列車に乗ってエジプト南部の中心都市アスワンに向かいます
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