その中でもバックパッカーがぜひ訪れたほうが良いオススメの観光地を紹介します
第1回 バラナシ(ベナレス)
やっぱりインドと言えばバラナシははずせないでしょう
バラナシはヒンズー教最大の聖地
至近距離で見る人の死
この世に誕生したときに運命付けられた貧富の差を受け止めて生きる人々
生まれ変わった後の来世のために、ガンガーに祈りをささげる人々
インド中の信仰深いヒンズー教徒がバラナシへ訪れます
ヒンズー教徒ではない旅行者はあくまでも聖地を少し覗かせてもらいに来たという、謙虚な気持ちで行動しましょう
僕がバラナシに行ったときの旅行記はこちらをクリック
聖なるガンガー(ガンジス河)
バラナシの観光の中心は、もちろんガンジス河。聖なるガンガーです
ヒンズー教徒はバラナシのガンガーのガート(沐浴場。階段状の河川敷)で沐浴しています
インド人が聖なるガンガーの水を口に含んだり、もぐったりしています
日本人旅行者は絶対にマネしないように!!
ガンジス河の水は、生活排水や下水をそのまま流したりしているので、衛生状態がとても悪いです
免疫を持たない外国人は感染症にかかる可能性が非常に高いです
目や口の中など皮膚の弱い部分にガンジス河の水が触れないよう十分注意してください
火葬場
バラナシで火葬されることはヒンズー教徒にとって最高の幸せです
来世では、より良いカーストに生まれ変わると言われています
バラナシの火葬場では旅行者でも遺体が焼かれているところを見れます
人生のはかなさを感じ、誰もがその光景に驚き、自分の人生をあらためて見つめなおすことになるでしょう
こんな、しんみりした心を邪魔するのが、ボッタクリのインド人たち
バラナシには大小2か所の火葬場があって、特に大きいほうの火葬場マニカル二カー・ガートは旅行者からお金を奪おうとするインド人が、あの手、この手を使って、近づいてきます
「ここは死者の遺族の場所だから、もっと見やすい場所に連れてってあげる」と言って、ガート近くの「死を待つ老人の部屋」へ連れて行かれるのは常套手段。老人が死んだ時に使う薪代と称してカネを寄付するように言われます
断ると、脅迫まがいのことをされるらしいです
絶対に付いて行ってはいけません。でも付いていかないと、とてもしつこくウザイです
そこでおすすめは小さい方の火葬場、ハリシュチャンドラ・ガートです
バラナシの中心、ダシャーシュワメード・ガート(メインガート)からは徒歩15分くらいでかなり遠いですが、旅行者をだまそうとするインド人は、ほとんどいません
でも、遺族の方たちに敬意を払い、騒いだりしないように
マニカル二カー・ガート、ハリシュチャンドラ・ガートの両方とも写真撮影は禁止です
ガンジス河のボートからも火葬場の見学ができます
ガンジス河の観光ボート
ガンジス河のガートに行くと、観光ボートのインド人がボートに乗らないかとあちこちから声を掛けてきます
バラナシのボートはだいたい1時間くらいで、ガンガーから街の様子や大小両方の火葬場の見学ができます
バラナシに行ったらぜひボート。おすすめです
通常、2人のインド人が前後に乗っていてボートを漕いでくれます
観光客が5人くらい乗れるボートで僕がインドに行った当時は、1時間1艘あたり150ルピーから300ルピーでした
値段に幅がありますが、交渉しだいです
ボートを選ぶ時の重要なポイント
観光客が多いダシャーシュワメード・ガート(メインガート)から近いところで乗船するのは、できるだけ避けましょう
ボッタクリが多いです。かなり高い。1時間500ルピーとか800ルピーとか平気で言ってきます
たまに、メインガート付近でも200ルピーくらいまで交渉で値段が下がるかもしれませんが、とても危ないです
僕がメインガートから200ルピーでボートに乗ったとき、大きいほうの火葬場のマニカル二カーガートでボートを接岸し、上陸するように言われました
そこには別のインド人が待っていて、案内するとのこと
僕はガンジス河の上から落ち着いて観光したかったので断りました
上陸してついていったら、あの薪代の寄付を脅迫される「死を待つ老人の部屋」に連れて行かれたでしょう
そして、ボートの漕ぎ手はバックマージンを手に入れることができたでしょう
さらに、1時間のボート観光のが終わった後、メインガートに到着し200ルピーを払うと、「足りない400ルピーだ」
200ルピーって約束したじゃないかと言っても、400ルピーと言って譲らない。またインド人と大ゲンカ
本当にメンドクサイ
僕は200ルピーをボートの上に置いて、去ってきましたが、インド人はよくわからない言葉を叫んでいる。本当に後味悪い
メインガートから遠いところで観光ボートに乗るのがおすすめです
僕が観光ボートに乗るときは、ほとんど久美子ハウスの前にあるパンディー・ガートからだったんですが、この付近は誠実なボートの漕ぎ手が多いです
火葬場で上陸をすすめられたり、最初に約束したボートの料金を、上乗せして請求するなんてことは、まったくありませんでした
たぶん、久美子さんの旦那さん、シャンティーさんがにらみを利かせているかもしれません
バラナシのゲストハウス
僕が宿泊した久美子ハウスは、日本人バックパッカーの間でとっても有名ですが、他にもいっぱいゲストハウスがあります
デリーなどの大都市に比べても安いので、ついつい長期間滞在したくなってしまいます
久美子ハウスは大丈夫でしたが、他のゲストハウスの中には従業員が荷物の中身を盗んだりするようなところもあるようですので、危険を感じたらすぐ別のゲストハウスに移動しましょう
僕が久美子ハウスに泊まったときの旅行記はこちらをクリック
バラナシはまだまだ奥が深く、いろいろ書きたいことがいっぱいあるんですが、今回はここまで
インドのおすすめ観光スポット紹介、まだまだ続きます
次回はタージマハル。お楽しみに
スポンサーリンク