9日目 ラノーン
ハジャイ発の夜行バスは、ラノーンに向けて順調に走行
横に4席のバスなので、マレーシア国内で乗ったバスや、タイで乗ったVIPバスの横3席のバスに比べると、少し窮屈
いつの間にか僕もE君も寝てしまいました
まだ、真っ暗な朝4時、バスは停車
みんな降りていく
E君に他の乗客に聞いてもらうと、ラノーンに到着したようだ
ここは、ラノーン郊外のバスターミナル
周りには、何も無い
お店もすべて閉まっている
ほとんどの人は、車などで迎えに来てもらっているようだ
こんな時間にこんなところで降ろされてもどうしようもない
僕たちは、トゥクトゥクに乗り、運転手にどこか安く泊まれるところに連れて行ってくれと頼んだ
トゥクトゥクはラノーンの街の中心へ
そして、あるホテルの敷地内に入っていく
バンガローがいくつも並んでいる
ホテルのフロントのある建物の前まで来た
ちょっとここは高いんじゃない?
地球の歩き方には、このあたりに安宿がたくさんあると書いてあるので、ここがだめでもどこかあるだろう
トゥクトゥクの運転手に料金50バーツを払って帰ってもらった
フロントの人に安い部屋がいいというと、350バーツの部屋があると言う。意外に安い
部屋を見せてもらうと、350バーツの部屋はバンガローではなく、3階建ての建物
ツインルームで、トイレとシャワーは部屋の外で共有だ
部屋はシンプルだが、わりと広い。掃除も行き届いている
そして、エアコンがついていた。E君はもちろんOK
僕もOKし、チェックイン
今日の行動をE君と相談
地球の歩き方を見ると、ラノーンはミャンマーとの国境の町
ミャンマーの最南端の町コートーンに船でビザなしで日帰り旅行ができるらしい
少し、寝てから行こうということにした
朝9時、起床
早速準備して、ホテルの外へ
到着したときとは違い、街はにぎやかになっていた
ソンテウに乗って、ミャンマー行きの船が出るラノーンの港へ
20分くらいで到着
イミグレーションは歩いてすぐだった
しかし、変なタイ人が近寄ってきて、英語で話しかけられる
「ミャンマーに行くんだろ、案内する。こっちだ」
僕とE君は無視しているがかなりしつこい
しかも、日本でいうヤクザみたいな人が仕切っているようで、雰囲気がやば過ぎる
なんとか、イミグレーションの小さな部屋に入ったが、窓からこちらを覗いている
窓口の人に尋ねると、まず外で船のチケットを買えとのこと
外から僕たちを見張りされていて、この部屋から出て行ける雰囲気じゃない
国境独特の、危ない雰囲気だ
E君も、この雰囲気は嫌いだ。別にミャンマーに行かなくてもいい
僕も同意し、ミャンマー日帰り旅行はあきらめました
イミグレーション前のミャンマー行き船乗場 |
僕たちは、結局ミャンマーに行きませんでした。ヘタレです
イミグレーションの部屋を出て、付いてくる怪しい男に、ミャンマーには行かないと言うと、それ以上は付いてきませんでした
ひと安心
せっかく港に来たので、市場を見学しました
魚市場には、あのミャンマーで人気の化粧品「タナカ」を顔に塗っている女性がいる
ミャンマーから来ているのだろう
ラノーンが国境の町だということが良くわかる
タナカを顔に塗っている女性と魚市場 |
新鮮な魚(アジ?) |
魚市場の近くで食事をしたりして、過ごしました
そして、ソンテウでラノーンの街に戻りました
旅はもう終盤
僕はあさっての朝10時、バンコクのスワンナプーム空港から日本に向けて出発しなければならない
なので、明日のうちにバンコクに到着したい
旅行代理店でバンコクのサイタイマイ(南バスターミナル)行きの1stクラスバスのチケットを買いました
明日の朝10時発、午後6時到着予定
本当に今回の旅はバスの移動ばかりでした
まだ、かなり暑いので、ホテルの部屋に戻り、エアコンをONにして、休憩
夕方、少し暑さが和らいでから、外出
食事をしたりして、ラノーンの街をぶらぶらとしました
この街も欧米系の外国人は良く見るけど、日本人は全くいませんでした
結局、ラノーンはミャンマーに行かない限り、何も無い街でした
まあいっか
明日は、1週間ぶりのバンコクへ
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