ネパール旅行記1 中国南方航空で広州経由カトマンズへ

2011年9月14日から9月25日までの12日間、ネパールへ行ってきました

僕が感じていたネパールのイメージは、世界一高い山エベレスト登山の玄関口、ヒマラヤ山脈やアンナプルナ山脈のトレッキング、そして、信心深いイスラム教や仏教の国

スワヤンブナート


ネパールは世界中のバックパッカーが集まってくる国
理由は、温和な国民性、物価の安さ、インドの旅に疲れた旅人の退避地、もちろん見どころもいっぱい

僕も多くの旅人からネパールは居心地が最高、隣の国なのにインド人とネパール人は全然違うなど、いろんなことをたくさん聞いてきて、すごく興味を持っていました
やっと今回、ネパールに訪れる機会がやってきました

ネパール旅行、いったいどんな旅になるんでしょうか?
それでは、ネパール旅行スタート



旅の準備


1 航空券
今回は、検索して一番安かった中国南方航空を利用
往路:名古屋 上海 広州 カトマンズ
復路:カトマンズ 広州 上海 名古屋
乗継が多いけど、安いのでガマン


2 ビザ
ネパールのビザはカトマンズ・トリブバン国際空港に到着した時に入手可能(15日で25USドル)
経由地の中国はビザ不要


3 お金
ネパールの通貨はルピー(Rs)。1ネパールルピー=約1円。今まで行った国で一番計算しやすい

ネパールは計画停電があるらしいので、ATMもあまり信用できない
日本円とアメリカドルの現金を現地で両替するつもりで用意していきました


4 宿
今回予約した航空券は、初日のカトマンズ空港到着が夜10時の予定なのでカトマンズ市内までの移動が少し心配

カトマンズのタメル地区にあるホーリーランドゲストハウスが評判良さそうで、しかも予約したら空港まで迎えに来てくれるとのこと
ホーリーランドゲストハウスのホームページからカトマンズ到着日の宿泊だけ予約しました

ホーリーランドゲストハウスのホームページのReservationのフォーム入力で予約するのではなく、下のほうに記載してあるEメールアドレスあてで予約した方が良いみたいです(ホーリーランドゲストハウス従業員より)



4 その他
最近の海外旅行では、クロックスを履いていくことが多かったけど、今回のネパール旅行では、少しだけトレッキングをしてみるつもりなので、アディダスのスニーカーを履いていきました

あとは、いつもどおり衣類や洗面用具、カメラ、携帯電話、iPod Touchなどをバックパックに詰めて準備完了



1日目


朝、名鉄でセントレアへ
今日は始めての中国南方航空
航空券が安かったので、サービスや機内食はあまり期待していない
とにかく目的地に到着すればよい

午前9時半発のCZ380便、セントレア発広州白雲国際空港行きなのだが、途中上海浦東空港で着陸し、上海広州間は中国の国内線に切り替わる
セントレアの中国南方航空チェックインカウンターで受け取った搭乗券は、2枚。名古屋-広州と広州-カトマンズ


出国審査を受け、搭乗ゲートへ
定刻どおり機内へ。それでは、出発


僕の座ったエコノミー席には個別の液晶スクリーンはもちろんない
しばらくすると、飲み物のサービスが。これは他の航空会社とほぼ同じ
続いて、機内食。味はまあまあ
インターネット上では中国南方航空の機内食について、あまり良い噂がなかったが、僕は特に問題ないと思う


セントレア出発後、CZ380便は約3時間半で上海浦東国際空港に到着

ここからが中国のよく分からないシステム
広州まで行く人も、上海までの人も全員荷物を持って飛行機を降りるようにとアナウンス

搭乗橋からターミナルビルに入ってすぐところで、係員の女性が「ガンジョー、コーシュー」と繰り返し叫んでいる(ガンジョーは広州の中国語読み。英語もGuangzhou ガンジョー)
広州へ行く人はここで一時待機のようだ

全員集まったところで、一人づつ、広州までの搭乗券を回収
手書きの上海-広州の搭乗券に交換
このとき、女性係員が座席番号を書きうつしている

時間がかかる。なんか、かなり非効率
日本人がほとんどだったので、行儀良く並んでいたが、中国人が多いと並ばないからパニックになるんじゃない?


全員の搭乗券の交換が終わると、係員の女性が付いてくるようにと言う

係員の後ろを付いていくと、いつの間にか空港の裏側へ
従業員しか通らないようなところをゾロゾロと歩いていくと、隔離されたイミグレーションに到着。入国審査へ

パスポートに中国の入国スタンプを押され、無事中国の国内に入国したようだ


そのあと、手荷物のX線検査へ
その先に行くと、浦東国際空港の国内線出発ロビーだった
つまり、空港のランドサイドには出ていないのだ。入国したはずなのに
ただし、上海ではあまり時間がないので、これが一番効率的なのかも


搭乗時間が来て、CZ380便に再度搭乗

中国南方航空へ再搭乗
 
名古屋-上海間と同じ飛行機、同じ席
ほとんど自由な時間がなかった上海。これがルールなら仕方がない


 
機内には上海-広州間の国内線のみを利用する乗客もいるので、半分くらいは別の人に入れ替わっている
今度は国内線なので、飲み物とおつまみのサービスのみ



2時間ほどで、広州白雲空港到着
ここでは、係員が呼び止めたりすることはなかった。普通に出口方面に向かって歩いていくと、一般エリアに出た


広州白雲空港は開港が2004年で比較的新しく、デザインも近代的
中国南方航空のハブ空港でもあり、ここから中国南方航空が国内線だけでなく、国際線も数多く出発している


カトマンズ・トリブバン国際空港行き中国南方航空CZ3067便の出発時間まであと3時間。広州空港から広州市の中心街まで地下鉄で行けるが、それほど時間はない
特にやることはないので、搭乗ゲートへ向かうことにした

セントレアで広州-カトマンズ間の搭乗券は入手しているので、直接出国手続きのためイミグレーションへ
数時間前に中国へ入国したばかりだが、もう出国
パスポートに出国スタンプを押され、荷物検査。国際線出発ロビーへ



時間をつぶして、集合時間に搭乗ゲートへ行くと、 なんと、機材繰りのため、2時間遅延だとのこと。がっかり
カトマンズの到着が、深夜12時過ぎになりそうだ


搭乗ゲート前でディレイ弁当(遅延弁当)が配られた

トルコへ旅行に行ったときドバイ国際空港でエミレーツ航空の遅延に遭遇したが、そのときはエミレーツ航空の空港ラウンジに招待され、豪華な食事ができた(詳しくはここをクリック)

中国南方航空は、ホカ弁でよく見る白くやわらかいプラスチック容器に入った弁当だった
もちろんラウンジ招待はない


開けてみるとご飯とあんかけの野菜炒め。そして、なぜか皮のついたままのゆで卵が1個まるごとご飯に埋まっている


食べてみた。まずい
ご飯は一応食べられるが、野菜炒めのあんかけの味が、薬っぽい
どうやったらこんな味になるんだろうというくらいまずい

野菜炒めのあんかけの味が混じっていない部分のご飯を食べて、終了
ゆで卵も皮を捨てるところがないので、食べなかった


周りの人を見ると、やっぱり食べてない人が多い
中国人でも食べない弁当。ある意味貴重な体験ができたかもしれない



時間をつぶして、やっと搭乗
中国南方航空CZ3067便は、カトマンズ・トリブバン国際空港に向けて広州白雲国際空港を離陸
機内食もあった。こちらは、広州空港での遅延弁当とは違い、おいしい
遅延弁当がまずすぎて、機内食がおいしく感じただけかもしれない


2時間ほど遅れている飛行機は、日をまたぎネパールへ


まもなく、カトマンズ・トリブバン国際空港へ到着


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ネパール旅行記2 カトマンズ空港で白タクにだまされる

2日目



広州発の中国南方航空CZ3067便は2時間遅れの深夜12時過ぎ、カトマンズ・トリブバン国際空港に到着

バスでターミナルビルへ移動
乗客のほとんどはビザを持っている人か、ネパール人のようで、すぐに入国審査へ並ぶ

僕はビザを持っていないのでアライバルビザ・カウンターへ
アライバルビザを申請する人は少ない
ビザ申請用紙を書くように言われ、記入後、カウンターへ行き申請用紙とパスポートと写真1枚を渡す。ビザ料金は15日間25USドル

数分でビザできあがり
改めて入国審査へ行くと、陽気な入国審査官が「ウエルカム トゥー ネパール」 と言って歓迎してくれた


空港ビルの外に出た
今回は旅行前、日本にいるうちに初日泊まる宿を予約しておいた
宿の名前は「ホーリーランドゲストハウス」
ホーリーランドゲストハウスのウエブサイトから予約し、空港への送迎も依頼しておいた


到着が2時間遅れているので、本当に迎えに来てくれているかちょっと心配


ターミナルビルを出てホーリーランドゲストハウスからの送迎の人を一生懸命探すが、見つからない

やっぱりというか、タクシーの呼び込みが激しい
僕はホテルの送迎があるからタクシーには乗らないと断り続ける

空港ビルの外に出てから15分ほど経過
まだホーリーランドゲストハウスの送迎はまだ見つからない



だんだん人が少なくなってきた
タクシーも少なくなってきた
仕方がないのでタクシーを使うことにした
一人のタクシーの客引きとホーリーランドゲストハウスまで公式料金の7USドルで交渉成立

客引きに連れられ、タクシーのところまで歩いていくと、屋根の上にタクシーのサインがない。白タクだ
ワンボックスタイプで、何故か運転手を含め3人の若い男がいる

やばい、カモられるパターンだ
でも、他のタクシーはもういない
仕方がない。乗るか



白タクはカトマンズ・トリブバン国際空港を離れる
やっぱり運転手以外の2人は、僕に英語でいろいろと話しかけてくる
ネパールの話とか、日本の話とか


そのうち、僕のとなりに座った男が、自分の兄が日本にいる、日本語を話せる、自分の携帯で兄に電話をかけると言い出す
なんか、あやしい

彼はネパール語で携帯電話の相手と少し話した後、僕と変わると言う

携帯電話を受け取り、話してみると、自称「兄」は、流暢ではないが、かなり上手に日本語を話すことができた

兄は日本語で言う
「弟たちは、ホーリーランドゲストハウスの場所を知らない。別のゲストハウスを紹介すると言っている。」


なにー?。すごくむかついた


僕は英語で白タク内の3人の男にどなりつけた
「おまえたち、ホーリーランドゲストハウスを知っているって言ったじゃないか。とにかく、タメルのホーリーランドゲストハウスに行け!」


3人は急に怒り出した僕に驚いたようで、おとなしくなった
でも、彼らは英語でホーリーランドゲストハウスの場所を知らないという


さらに、むかついた
今後は携帯電話の通話先の自称「兄」に対して、日本語で怒りをぶつけた

「ネパール人はウソツキばかりなのか。僕は今日始めてネパールにやってきた。本当に残念だよ。外国人旅行者をだますなんて。日本人の友達やみんなに言っておくよ。ネパール人はウソツキばかりだ。ネパールには絶対行くなと。」

兄は日本語で、「いや、ウソツキばかりじゃないけど...」と、たどたどしく言い訳をし始めた
そのうち、弟に代わってくれと言うので、携帯電話を弟に渡した

ネパール語で会話をして、しばらくして電話を切った


白タクの中は、だれもしゃべらなく、凍りついた雰囲気が漂っている

カトマンズ・トリブバン国際空港からタメル地区は車で20分くらい
僕は、彼らがホーリーランドゲストハウスを実は知っていると確信していた




やっぱり、ホーリーランドゲストハウスの前に到着した
深夜1時半過ぎ。タメル地区は静まり返っている

ホーリーランドゲストハウスも、戸締りしていて、中に入れない

すると、白タクの3人のうちの一人が車から降りて、木のドアを激しくノックする
3分くらい、ノックしたり、声を出したりしていると、中から従業員が出てきた

僕は従業員に英語で「今日、予約しているんだけど」というと、分かった入れと合図する


白タクには、7USドル払って、立ちさらせた。
本当に初日からいやな思いをしてしまった



みなさんも、カトマンズ空港では白タクには乗らないように気をつけてくださいね



ホーリーランドゲストハウスのロビーへ向かう
従業員は予約のことは分からないという
今、空いてるのはダブルの部屋だけ。1泊700ルピー(約700円)だと言う

部屋を見せてもらうと、意外に広く、こぎれいな感じだ
この深夜の時間、他のゲストハウスを探すのもいやだし、ここに決定
チェックイン

ホーリーランドゲストハウスのダブルの部屋


僕はまだ、両替していなくて、ネパールルピーをまったく持っていなかった
従業員は、チェックアウトするときに払えばいいよと言ってくれた
ホーリーランドゲストハウスは結構、融通がきくみたいだ



深夜2時過ぎ、広いダブルのベッドで就寝

しょっぱなからいやな思いをしたネパール旅行
これからどうなってしまうんだろう?


次は、2日目のつづきから


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ネパール旅行記3 タメル地区とダルバール広場観光へ

2日目のつづき


深夜1時半頃、白タクにだまされながら、カトマンズのタメル地区にあるホーリーランドゲストハウスに到着した僕は午前8時過ぎに目覚め、ネパールで始めての朝を迎えた

世界中のバックパッカーが集まるカトマンズのタメル地区
いったいどんな街なんだろう

さっそく、タメルの街を歩いてみた


まさにバックパッカーの聖地。バンコクのカオサンにも負けないくらいゲストハウスやレストラン、お土産屋さん、旅行代理店がぎっしり

ネパールらしいところは、トレッキング関係のお店や旅行代理店が多い
タメル地区には、細い路地も多い
路地にも、小さなお店がいっぱい並んでいる。僕はこういった雰囲気大好きだ


両替屋もたくさんある。どのお店も両替率はあまり変わらない
僕はまだネパールに到着してから、ネパールルピーをまったく両替をしていなかった
適当に両替屋を選んで日本円からネパールルピーに両替した
1万円が9950ネパールルピー。ほぼ1円=1ルピーだ

ネパールは物価が安いので、1万ルピーは日本で使う数万円分の価値がある


タメルの中心、タヒティ・チョークを過ぎて、しばらく歩くとアサン・チョークに着いた
ここでは地元の人たちの野菜市場でにぎわっていた

アサン・チョーク


アサンチョークの野菜市場

アサンチョークをあとにして、さっそくカトマンズの観光の中心、ダルバール広場(王宮広場)にやってきました

ダルバール広場

さっそく、係員の人が近づいてきて、入場券を持っているか聞かれました。持っていないと答えると、チケット売り場へ案内されました


地球の歩き方に書いてあるとおり200ルピー
証明用の写真を渡すと、有効期限を2週間にしてくれました(要パスポート)


ダルバール広場はとくに柵があったりする訳ではない。どこからでも出入り自由。入場券のチェックも適当
このあと、カトマンズ滞在中、何回もダルバール広場に来たけど、入場券のチェックは2回だけでした


ダルバール広場はかなり広い。ネパール伝統の建築物がたくさん立ち並んでいる












カトマンズは郊外にも多くの見どころがあるが、今日はタメル地区から歩ける範囲内で観光した



カトマンズでは、計画停電があります
そう、日本でも東日本大震災のあと一時的にあったあの計画停電です
それが、カトマンズでは慢性的な電力不足で数年間続いているそうです
地区ごとに2時間くらいずつ、毎日時間をずらしながらやっています

観光客にとっては、ホテルの部屋のエアコンや照明が使えないくらいで、それほど影響ないです
カトマンズに訪れるときは、みなさん、一応、覚悟しておいてくださいね




ネパール初日、日が沈みかけ始めた

日が沈みかけたダルバール広場


ダルバール広場はライトアップが始まった


ダルバール広場のライトアップ


この時期、カトマンズの昼は暑い
夜になると多くの地元ネパール人がダルバール広場にやって来る
ここは、社交の場のようだ



タメル地区のホーリーランドゲストハウスに戻った
屋上のレストラン兼共有スペースに行くと、宿泊客が集まっていた

日本人男性3人がいたので話しかけてみた

彼らは2日前、中国のチベットからネパールにやってきた
僕はチベットには外国人が立ち入ることができないと聞いていたので驚いた。しかも国境を越えてネパールまで来るなんて

かなり大変だったらしい
3人のうち一人が中国語を話せるので、なんとかなったが、かなりキワドイ方法でここまで来たようだ
おそらく、ネパールからチベットへの逆方向への国境越えは無理だろうとのこと


中国は3人ともとっても楽しかったらしい。僕もいつかぜひ中国にも行ってみたいなぁ


彼らはもともと3人ともそれぞれ一人旅で、2週間前チベットのラサで偶然一緒になってここカトマンズまで来た
ここカトマンズからは、またそれぞれの旅が始まるらしい

一人はインドのバラナシへ。もう一人はネパール西部のポカラへ。もう一人は仏教の聖地ルンピニーへ

旅は出会いと別れの繰り返し。みなさん、よい旅を



明日は、まだまだカトマンズ。ネパールの生き神、クメリに会える?


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ネパール旅行記4 生き神クマリ祭カトマンズは大騒ぎ

3日目


僕が泊まっているカトマンズ、タメル地区のホーリーランドゲストハウスの従業員D君が言うには、今日はなんと年に一度のインドラ・ジャトラというお祭の日
ネパールの生き神「クマリ」が山車(”だし”と読みます。”おみこし”に車輪が付いたもの)に乗って、カトマンズの街を練り歩くそうだ

全然知らなかった。クマリが「クマリの館」から外に出てくるのはこの秋の大例祭・インドラジャトラの時だけらしい
本当にラッキーだ


クマリとは、ネパールの家庭の少女から選ばれ、親から引き離され、人間の姿をした女神としてクマリの館の中で育てられる
とっても神聖な少女なのだ


クマリの乗った山車は昼頃にダルバール広場にあるクマリの館を出発するらしい


まず、腹ごしらえ
ホーリーランドゲストハウス近くの食堂でネパール名物の「モモ」、ネパール式ギョウザを食べました

モモ(ネパール餃子)

蒸した餃子で、上にかかっているのはカレー
餃子とカレー、意外に合う。とってもおいしい




まもなく正午、そろそろダルバール広場へ
昨日とは違い、たくさんの人が集まっている
外国人観光客よりも、地元のネパール人の数の方が圧倒的に多い

僕は階段状になっている建物の一部に陣取り、ネパール人と一緒にネパール国民の女神、クメリの登場を待つ


騒がしくなってきた。クメリが乗っていると思われる山車が近づいてきた


クメリの館の前


山車がやってきた

うーん、遠くてよく見えない
もっと近くに行ってみよう
僕は建物の階段を降りて、山車のすぐ近くへ行ってみた

クメリ

なんとか、クメリの写真を撮れました
山車の奥にいる女の子がクメリです(多分)

わからないって?
すみません。安物のカメラで、しかも撮影のテクニックがなく、ブレブレでした


クメリの乗った山車はタメル地区の方向へ行ってしまいました




これ以上、クメリを追いかける気力と体力はありませんでした

とりあえず、クメリ様を見ることができたので、これからのネパール旅行は幸運が続くこと間違いなし



明日は、カトマンズを離れ、ポカラに行くつもり
バスチケットを買わなければ

ホーリーランドゲストハウスで会った日本人に聞いた、親切で日本語を話せるネパール人が経営しているという、タメル地区の旅行代理店アティティツアーズへ行ってみました

入り口には「アティティツアーズ」とカタカナで書かれた看板がある
ビルの2階へ登り、アティティツアーズへ入る


「こんにちはー」
いきなり社長さんが日本語であいさつ

ホントに日本語ペラペラです。日本で働いていたことがあるらしい
それにとっても親切。これからのネパール旅行、いろいろと相談にのってもらえました

アティティツアーズの奥には、じゅうたんが敷いてある部屋があって、靴を脱ぎ、床に座ってくつろげるスペースがあった
そこには、日本語の本がいっぱい
自由に読んでいってもいいそうだ
日本人向けのサービスが充実。しかも無料


そうそう、ポカラ行きのバスチケットを買わなければ
明日の朝発、午後3時ころポカラに到着で450ルピー
安い。購入決定
バスチケットGET

また、カトマンズに戻ってきたときに遊びに来るねって約束してアティティツアーズを出て行く



ホーリーランドゲストハウスに戻り、屋上の共有スペースへ
日本人のKさんがいた
Kさんもサラリーマンバックパッカー。2週間で初ネパール旅行

Kさんも明日の朝、ポカラに向かう。アティティツアーズとは別の旅行代理店でバスチケットを購入したそうだ。600ルピー
やっぱり、アティティツアーズは安かったのかな?


オランダ人青年のSさんがやってきた

Sさんは、昨日ポカラからカトマンズにやってきたそうだ
ポカラはとってものんびりできて、すばらしいところだったとのこと
Sさんの話を聞いていると、はやくポカラに行きたくなってきた

Sさんもポカラからカトマンズのバスは600ルピーだったらしい
450ルピーはボロボロのバスだろうと言う
そして、Sさんが一言

Good Luck

えー そんなぁ
ちょっと不安になってきた



Sさんの旅話はとてもおもしろい
Sさんは大学を卒業してからオランダのアムステルダムで数年働いて、退職した
そのお金で今回旅をしている

半年前、日本製のシマヅの自転車を買った
それからアムステルダムからイスタンブールまで飛行機で飛んで、トルコ、イラン、パキスタン、インドと自転車で旅をしてきた


そう、チャリダー(自転車で旅するバックパッカーのこと)だったのだ


今は自転車をインドのゲストハウスに預けて、バスでネパールを旅している
こんどは、カトマンズからブータンへ飛行機で往復したい
でも10万ルピー(約10万円)もするから、ブータンに行くかどうか悩んでいるらしい

なんてクレイジーなオランダ人なんだ
でも、うらやましい。Sさんは旅をとっても楽しんでいる
自転車で旅行は僕には無理だけど、Sさんみたいに気ままに旅ができるっていうのは、最高の贅沢なんだなと思う


夜遅くなってきたので、解散

明日は、バスでポカラへ移動
ちゃんとしたバスに乗れるかなぁ?


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ネパール旅行記5 バスでカトマンズからポカラへ

4日目






今日はカトマンズを離れ、ネパール西部の街、ポカラへ

僕は昨日、タメル地区にあるアティティツアーズという旅行代理店で450ルピーでポカラ行きのバスチケットを買いました

普通は600ルピーらしい。450ルピーのバスでポカラへ無事たどり着けるのか?


朝7時、ホーリーランドゲストハウスをチェックアウト
同じく、ここに泊まっていた日本人サラリーマンパッカーのKさんもポカラへバスで向かう。集合場所も集合時間も同じなので、一緒に歩いて行くことに

ただし、Kさんはポカラまで600ルピー。持っているチケットも僕のとは色と形が全然違う



タメルから東へ歩いて10分くらい。カンティ・パト通りが集合場所
カンティ・パト通りは道幅が広く、路肩にいろんな会社のツーリストバスが20台以上、路上駐車している

僕とKさんはそれぞれ自分の乗るバスを探し始める
近くにいたバスの係員は、Kさんのチケットを見て南を指差す。僕のチケットを見て北を指差す

ここから僕とKさんは別行動。また、ポカラで再会しよう



僕は北の方向へ歩いていく
別のバスの係員にチケットを見せると、今度は南だと言われる。なんだこりゃ
なんども振り回され、最終的に一番南に停車しているバスの係員に、このバスだと言われ、やっとのことで、乗車

すると、Kさんが座っていた。あれー?
結局、同じバスだった



午前8時、ポカラに向けてツーリストバス発車
しばらくはネパールの首都カトマンズの郊外で街並が広がっていたが、いつの間にか自然がいっぱいの山中の風景に

道路の舗装状態も悪くなってきた。振動が激しい
そして、急カーブが続く
道幅が狭いところや、がけ崩れで、片側交互通行している部分も何箇所もあり、渋滞もひどい



崖から落ちたらしきバスが、そのまま横倒しに放置してあるのが見える
サビついているので、何年も前に落ちたんだろうけど、ああいったものが見えると心臓に悪いので、早く片付けて欲しい

 この道は首都カトマンズと西部の中心都市ポカラを結ぶネパール主要幹線。交通量も多い
でも、この状態だと、いったい何時にポカラに着くんだろう

山道がしばらく続いたあと、平坦な道に入った。ここからは順調に進んだ


正午ころ、バスは停車し休憩
Kさんと一緒に下車し、ダルバート(ネパールの定食。豆スープとご飯、野菜など)を食べました
この休憩所は裏に川が流れ、とってもきれいでした


ポカラに向けて再出発
激しい急カーブの道は、最初のカトマンズ盆地を下りていく時だけのようで、その後は順調なバスの旅でした



午後3時ころ、ポカラの長距離バスターミナル「シティバスパーク」に到着

他の国のバスターミナルと同じように、ツーリストバスが到着すると、宿の客引きがバスの回りに集まってきた

そのうちの一人のネパール人男性が日本語で話しかけてきた
「ツインルーム1泊500ルピー。部屋も広くとってもきれい。窓からアンナプルナの山も見えるよ。WIFIも無料。部屋を見るだけで、泊まるのをやめても大丈夫。ぜひうちのホテルに来てみて」

Kさんも僕もポカラの宿を決めていなかった
とりあえず、この日本語を話せる男性の宿へ行くことに


自動車で移動。宿の名前はTenzing Hillary Hotel
レイクサイドの中心部に近いところにあった

ホテルはまだ新しい。地球の歩き方には載っていない
3階の部屋を見せてもらうと、とってもきれい。ツインベッドの部屋で広い

曇っていてアンナプルナの山は見えないけど、見晴らしは最高
部屋の外には、アンナプルナを眺められる共有テラスがあって、くつろげる

Tenzing Hillary Hotelからの眺め


これで、一泊500ルピー(約500円)。信じられないくらいの破格値
まだ、乾季に入っていないのでポカラはオフシーズン
だから、この値段で提供できるらしい

Kさんも僕もすぐに気に入った
3階の一番眺めのいいツインの部屋をそれぞれチェックイン
残念ながら、Wi-Fiは今、故障中で使えない。修理を依頼しているとのこと


さっそく、ポカラの街へ
Tenzing Hillary Hotel からフェワ湖方面へ少し歩いたらポカラ・レイクサイドの中心部
このあたりも世界的なバックパッカーの聖地

カトマンズのタメルに比べると旅行者は少ない
歩いているのは西洋人ばかり
旅行者向けのお店が道路沿いにずらっと並んでいる



タメルの混沌とした雰囲気とは全く違い、ポカラのレイクサイドはとってものんびり
物価は、すべてのものが安い。ここポカラで沈没してしまうバックパッカーが多いというのも分かるような気がする



夜、Kさんに明日、地球の歩き方に載っている、ポカラから一番近いダンプスへトレッキングに行こうと誘ってみた

Kさんは快諾
せっかくネパールまで来たんだから、トレッキングしてみたい
でも、二人とも体力には自信がないので、ダンプス1泊トレッキングなら丁度いいかもということで、意見が一致



明日は、ポカラから一番近いトレッキングポイント ダンプスへ


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ネパール旅行記6 アンナプルナでミニトレッキング

5日目



今日はポカラからダンプスへ1泊2日のミニトレッキングへ出かけます

宿泊しているTensing Hillary Hotel の日本語を話せるオーナーさんに相談

まず、タクシーでバグルン・バスパークに行き、そこから路線バスに乗って、フェディのバス停で途中下車
フェディのバス停前に、ダンプスへの登山口があるとのこと

大きな荷物はホテルにおいていく。宿泊料も安いんで、二人ともTenzing Hillary Hotel をチェックアウトしないままにした



ダンプスに向けて出発

最初にタクシーに乗って、バグルン・バスパークへ
バグルン・バスパークでフェディー行きのバスを尋ねると、すぐ見つかった。路線バスに乗り45分くらいで、フェディのバス停に到着

フェディのバス停前にある売店で、食料と水を確保してトレッキングスタート

フェディの登山口

最初から急な階段がつづく
僕もKさんも運動不足からか、すぐ疲れる
すこし登って、休憩の繰り返し

まだ昼なので、ゆっくり歩いていっても、ぜんぜん余裕
でも、本当に体力の衰えにはまいりました



途中、休憩できる売店があった
水がなくなってきたので購入。フェディで買ったときよりも高い
ネパールでは標高が高くなると、物価も高くなるというのは本当のようだ

チャイを飲んでしばらく休憩
あたりはライステラス(日本語で言うと、棚田)が広がる
見晴らしが良く、気持ちがいい



30分ほど休憩
体力も復活したところで、ダンプスへ向かって再出発

ここからは、急な階段は少ない
ゆるやかな登り坂がつづく






ダンプスの村に入ってきたようだ



一般の人だと、フェディからダンプスは1時間
僕たちは休憩も含めて2時間かけて登ってきた
ちょっと、休憩しすぎました


ダンプスに到着した僕たちは、今晩の宿を決めなければならない
何軒か周ってみたけど、すべて似たような感じ
眺めが良くて比較的清潔そうな宿に決めた(名前は覚えてません)

一泊500ルピー
ポカラのTenzing Hillary Hotel と同じ値段だが、狭く設備もいまいち
標高が高いと物価も高い。仕方がないか



さっそく、ダンプス村を散歩
といっても、トレッキングルート沿いに、20軒ほど家が並んでいるだけの集落で、あっという間に村を一周できる

宿でくつろぐことにした
ダンプスは山の東西の尾根に沿っている村なので、南北に開けている
眺めがとても良い

ダンプスの街並

眼下に雲が見える
そして、雲の向こうににアンナプルナの白い山並みが少し見えた






日が沈んだ
ダンプスの夜はとっても静か


宿の1階は食堂になっていて、宿主にご飯を食べたいというと、やっと自家用発電を作動させ、レストラン営業開始
僕とKさん以外にお客さんはいません

選べるのはダルバート(ネパールの定食)だけ
多分、宿を経営している家族の今晩の夕食と同じもの


食事の途中、自家用発電が止まった
宿の人は、ロウソクに火をつけて持ってきた
もう、自家用発電の燃料がないのかも



ここで突然、地震
それほど揺れは大きくない。多分震度2くらい
でも、3分くらい。揺れは長く続いた

後ほど、ポカラに戻ってから分かったんだが、インド北東部を震源とする地震で、インドの震源近くでは多くの人が建物崩壊で犠牲なったらしい

カトマンズでは、1人死亡。地震は激しくなかったが、アメリカ大使館の塀が崩れて被害者がでたらしい。その他カトマンズ市内の建物は大丈夫だった
アメリカ大使館弱すぎ


自家用発電は復旧しなさそうなので、ロウソクを部屋に持っていった
こんな、電気のない生活も1泊くらいなら、いい思い出に



明日は、ミニトレッキング終了
ダンプスから下山し、ポカラへ戻ります


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ネパール旅行記7 ポカラで交通事故全然来ない救急車

6日目


今日は1泊2日のミニトレッキングの2日目
ダンプスから山を下って、ポカラに戻ります

朝、ダンプスの村を散歩
猫が気持ち良さそうに日向ぼっこをしてました



昼前に、ダンプスで泊まった宿をチェックアウト
宿のオーナー言うには、昨日登ってきたルートとは別のルートがある
フェディのバス停まで早く行けるとのこと
僕たちはそちらのルートをチョイス

フェディのバス停に向けて出発




今日は、昨日と違って下り坂がほとんど
順調に進んでいく



フェディの村が見えてきた
最後は急な下り坂

途中で休憩したが、約1時間半でフェディのバス停まで降りてくることができた


ここでポカラ行きの路線バスを待つ
15分くらい待っているとバスがやってきた

乗車して、ポカラのバグルン・バスパークを目指す



途中、渋滞が始まった
こんな田舎道でなぜ?


しばらくすると、完全に停車状態
反対方向からの車が、まったくやってこない


もしかして、交通事故?
乗客が路線バスから降りていく
僕とKさんもバスを降りて、渋滞の先のほうへ歩いていった


1キロメートルくらい先まで行くと、渋滞で身動きできない人たちが集まっている

交通事故現場近く 行き場を失った人々


トラックとバスが衝突したらしい
2台が横倒しになって道路をふさいでる


事故現場の近くでネパール人女性が大きな声で泣いている
その横には毛布に包まれた、人らしき形が
事故で犠牲になったのかもしれない



このあたりは谷底の川沿いに走る道路が一本だけ
抜け道はない
交通は完全麻痺状態


事故現場に来て30分ほど経過したが、救急車も事故処理車もまったく来る様子がない。この辺が日本とは大違い


僕とKさんは、歩くしかないと判断して、ポカラ方面へ歩きだした

フェディー方面へ行こうとする車もずっと渋滞が続いている


1キロくらい歩いたところで、後ろから路線バスがやってきた
フェディ方面に向かっていた路線バスが、あきらめて渋滞から抜け出し、Uターンしてポカラへ引き返してきたようだ

手をあげたらバスは止まった。運転手は僕たちをバスに乗せてくれた
バスの中は超満員
それでも、ポカラに帰れる。一安心


路線バスは30分ほどで終点のバグルン・バスパークへ到着
ここからはタクシーでポカラのレイクサイドのTenzing Hillary Hotel へ

無事、1泊2日のミニトレッキングが終了しました
これで、帰国後、ネパールでトレッキングへしたと自慢できる
本当は、片道2時間の散歩のような山登りだけど...


明日からは、ポカラでゆっくりして、休暇を満喫


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ネパール旅行記8 ポカラのレイクサイドで休暇を満喫

7日目


昨日、ダンプスへのトレッキングから帰ってきた僕は
疲れを癒すため、今日はポカラでゆっくり過ごすことにしました

宿泊している Tenzing Hillary Hotel から歩いてすぐの、フェワ湖に行きました


ここフェワ湖にはボートがいっぱい
僕はボートに乗らなかった。眺めているだけで心が休まる

フェワ湖の中央には島があって、そこへボートで行くこともできる



今日は、このあと、Wi-Fiが無料で使えるレストランで、ゆっくりとお茶したり、ホテルで昼寝したり、優雅な時間をすごしました




Tenzing Hillary Hotel の近くにパン屋さんがあります
パン屋さんの奥にある釜でパンを焼いていて、自分のお店で売るだけではなく、レストランや他のお店に卸しているそうです

パンを焼いているところを覗かせてもらいました




いろんな種類のパンを焼いていました。とってもいい香り
でもやっぱり暑い

焼きたてのパンを買いました
1個10ルピー(約10円)。激安

外はさっくり、中は少ししっとりとしていて、まだ焼きたてのため、あたたかい
むちゃくちゃおいしい

みなさんも、ポカラに行ったときはぜひ行ってみてください
Tenzing Hillary Hotel の道を挟んだ向かいにあります



明日もポカラで休暇を満喫


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ネパール旅行記9 ポカラのディスコには牛がいる?

8日目


今日もポカラで優雅な休暇


僕が泊まっている Tenzing Hillary Hotel 安くて広くてきれいで、言うことなしなんだが、ひとつ問題点が

ホテルのすぐ隣がディスコ。名前は Club Asiana Disco
そう、夜、とってもうるさい
毎晩8時くらいから地元のネパール人が集まってくる
一応、営業は夜12時までらしく、それからは静かになる


毎日ポカラの街へ出るときに必ず通るディスコの前
次の写真が Club Asiana Disco の昼の写真

昼のClub Asiana Disco


ディスコの前に牛が!!
牛の正面に回ってみた。気持ち良さそうに寝ている




ディスコと牛
絶妙なバランス
こんなのどかな雰囲気のポカラが僕は大好きです



今日もポカラの町をのんびり過ごした

朝食はいつものWi-Fi無料のレイクサイドのレストラン
持ってきたiPod Touchでインターネット



インドやネパールではコーヒーを注文すると、ほとんどのお店で砂糖とミルクが入ったものが出てくる

このレストランは、ストレートのコーヒーが出される。とってもうれしい



夜はダルバート。とってもおいしい




そろそろ、居心地の良いポカラを離れなければ


僕のネパール滞在はあと3日
僕と同じくサラリーマンパッカーのKさんはあと4日

明日の朝、Kさんと一緒にバスに乗ってカトマンズに行き、カトマンズでタクシーを拾い、一気にナガルコットへ行くことにした


ナガルコットはカトマンズから東へ約35km
標高2100mの丘の上にある村で、運がよければ、ヒマラヤ山脈やエベレストが見れるらしい


旅行代理店でカトマンズ行きバスチケットをGET
一人550ルピー


ポカラ最後の夜を楽しんでホテルに戻り就寝


明日は、カトマンズを経由して、エベレストが見れる村・ナガルコットへ


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ネパール旅行記10 ナガルコットの雲海リゾートへ

9日目


今日はとっても居心地のよかったポカラをあとにして、カトマンズを経由し、ヒマラヤ山脈とエベレストを見ることができるナガルコットへ


朝、ポカラの宿 Tengzing Hillary Hotel をチェックアウト
Kさんと僕はタクシーを捕まえ、カトマンズ行きのツーリストバスが出発するポカラ・シティ・バスパークへ


シティ・バスパークにはたくさんのツーリストバスが乗客を待っていた

ポカラ・シティ・バスパーク

チケットを見せて乗るべきバスを確認
出発時間の8時まで待機


ツーリストバスの出発時間が来たようだ
次々に旅行者はバスに乗っていく

準備完了 カトマンズに向けて、出発



5日前にカトマンズからポカラにやってきたときと同じ道
いつの間にか寝てしまっていた



7時間後の午後3時。カトマンズに到着
5日ぶりのカトマンズ
ポカラと違い、ネパールの首都カトマンズは大都会
人と車の多さに圧倒される




Kさんと、ちょっとお茶を飲んで休憩したあと、タクシー探し
流しのタクシーは何台でもやってくる

流しのタクシーの1台を止めて、ナガルコットまでのタクシー料金を交渉
2000ルピー(約2000円)まで下がった
これ以上、値切ると安全に問題があるかもしれない
Kさんと相談し、OKにした


ナガルコットはカトマンズから東へ35km
ひとりあたり1000ルピー。妥当な値段かな?


タクシーはカトマンズから東へと向かう

途中でタクシーの運転手は、窓を開け道行く人にナガルコットへの道を尋ねている
おいおい、大丈夫かよ


だんだんと山道になってきた
しばらくすると、ナガルコットの村に入ってきたようだ



運転手には、地球の歩き方に載っている雲海リゾートホテルへ行くように依頼
ナガルコットの一番奥に雲海リゾートホテルはあった
夕方5時過ぎ、やっと目的地に到着

タクシーの運転手に2000ルピーを渡して下車


雲海リゾートホテル。「リゾートホテル」という名前は、ちょっと大げさ
一応、4階建てのコンクリートの建物

さっそくロビーへ
シングルルームは800ルピー
部屋を見せてもらうと、狭く暗い

ポカラの500ルピーの豪華な部屋に泊まった後では、このシングルルームの値段は高すぎると感じる



リゾートホテルだが、なぜかドミトリールームがあった
見せてもらうと、10個のベッドがあって広い
4階の最上階にあるので、眺めも良い
ほかに客もいないらしい。1泊300ルピー

これはいいかも。Kさんもドミトリーにすることに
2人ともドミトリーにチェックイン
結局、最後まで他の客は来なかった。2人で大きな広い部屋を独占できた

ドミトリールームを出てすぐのところにテラスがある
ナガルコットを一望でき、眺めが良い

雲海リゾートのテラスからの眺め

空は曇っていて、残念ながらヒマラヤ山脈や、エベレストは見えない
でも夕日はとてもきれいでした

ナガルコットの夕日

この時期、晴れる日は少ない
早朝がヒマラヤ山脈やエベレストが見える可能性が一番高いらしい



明日の早朝は雲海リゾートのハイライト。雲海リゾートの名前のとおり、眼下一面に雲海が!!
まるで雲の上に浮かんでいるような幻想的な体験をしてしまいました

そして、ヒマラヤ山脈やエベレストは見ることができるのか???
さらに、ナガルコットの仮面ノリダーに遭遇!?


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ネパール旅行記11 ノリタケカフェとバクタプルへ

10日目


昨日ナガルコットの雲海リゾート・ホテルに到着した僕とKさん
今日は朝早く起きて、ヒマラヤ山脈とエベレストを見ることにチャレンジ

雲海リゾートの屋上テラスからの眺め


見えました。雲海の向こうに白く光る山が
ヒマラヤ山脈の一部であることは間違いないですが、エベレストかどうかはよくわかりません

エベレスト山脈が少し見える

見えますか?写真の左上の小さく山のようにいくつか三角形に尖っているのを
ズーム機能がないショボいカメラですみません


ヒマラヤ山脈もすごいが、この雲海リゾートホテル、本当に名前のとおり雲の海に建つホテル。雲海が眼下に広がっている




ホテルが雲の上に浮かんでいるようだ
雲が眼下一面に広がる現象が見える可能性があるのは、日の出のこの時間帯だけ

とてもすばらしい眺めです
ナガルコットの雲海リゾートホテルに宿泊したときは、朝早くおきて、果てしなく広がる雲海をぜひ見てください

絶対に感動します


しばらくして、太陽が高くなってくると、雲海は消えてしまいました



今日は、バスでバクタプルへ向かい、バスを乗り換えカトマンズへ戻る予定

荷物をまとめて雲海リゾートホテルをチェックアウト

ナガルコットの中心にある路線バス乗場まで徒歩約15分

途中、地球の歩き方に、トンネルズの木梨憲武さんに似たネパール人が経営する喫茶店 ノリタケ・カフェ があると書いてあるので朝食も兼ねて行ってみました

いました。ノリさん
そっくりです
食堂の壁にはこんな仮面ノリダーの絵も飾ってある



左がネパールのノリさん
すごく親切でやさしい人でした
ノリタケカフェは日本人に人気があるらしく、日本人との写真や日本語のメッセージが壁いっぱいに貼ってありました


食事とコーヒーを飲んで、ノリタケカフェを出る
もう少し歩くと、ナガルコットのバス停に到着

バクタプル行きのバスは待機していた
僕とKさんはバスに乗り、席に座ってしばらく待っているとバスは出発した


山道を下っていく
1時間ほどで、バクタプルに到着
バクタプルは昔、王朝があった街。ネパール伝統の街を楽しむことができる

バクタプルのダルバール広場


 


バクタプルの裏通りもレンガ造りの建物が並んでいて、おしゃれな感じでいい雰囲気






バクタプル観光終了

バクタプルのバスターミナルから路線バスに乗り、カトマンズへ向けて再出発


バクタプルからカトマンズは約12km
約30分でタメル地区東のカンティ・パト通りに到着

タメルの道はだいたい覚えたので、すぐに6日前にも泊まったホーリーランドゲストハウスへ


従業員のD君が迎えてくれた
再会できてとってもうれしそうだ

僕とKさんはそれぞれシングルルームにチェックイン

僕のネパール滞在はあと1日
明日の夜12時、カトマンズ空港発広州行きの中国南方航空に乗らなければならない


まだまだ、カトマンズの郊外には訪れたい見どころがいっぱい
タメルの旅行代理店、アティティツアーズの社長さんに効率的な観光の相談しに行ってみた
何も買わない僕に、親切に教えてくれる
一週間前のカトマンズからポカラまでのバスチケットはここで買いました
本当にアティティツアーズ、お勧めです


夜はKさんとホーリーランドゲストハウスに泊まっている日本人女性の3人で日本料理レストラン「おふくろの味」に行きました
タメル地区にはいくつか日本料理レストランがあるが、ここ「おふくろの味」は本格的な日本料理

おふくろの味の日本料理

タメル地区の相場から比べると高いが、日本で食べるよりは安い
味も日本で食べる料理と同じ

いろんな国で日本料理を食べてきたが、カトマンズの日本料理屋はレベルがかなり高いです



今日はネパール最後の夜
遅い時間まで、タメルの夜を満喫しました



明日は、カトマンズ郊外のスワヤンブナートとボダナートとパシュパティナートを観光。そして、深夜帰国へ


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