ベトナム旅行記1 マイレージでビジネスクラス航空券予約

2008年12月27日から2009年1月4日までの年末年始9日間、ベトナム旅行にいってきました




今回はキャセイパシフィック航空Asia Mile のマイレージ特典航空券を使って豪華にビジネスクラスで
でも、ベトナム国内ではバックパッカー旅行

いったいどんな旅行になるんでしょうか?




旅の準備


航空券

2004年に行ったカンボジア旅行、2005年に行ったイタリア旅行インド旅行、2006年に行ったペルー・ボリビア旅行、ミャンマー旅行
すべてキャセイパシフィック航空のアジアマイルにマイレージを加算してきました
このうち、ペルー・ボリビア旅行だけはアメリカン航空だったんですが、キャセイパシフィックと同じOne World 加盟なのでアジアマイルに加算できます

アジアマイルは取得しようとする行き先までの航空経路の長さで必要なマイル数が変わってきます
僕が所有していたマイレージでビジネスクラスの航空券を取得するには片道5000マイル以内の場所まで
その範囲内で、行ける都市を探すと、ベトナムのハノイを見つけました
同じベトナムの都市ホーチミンは5000マイルを越えるので不可


マイレージを使った航空券は座席数に限りがあるので人気のある日はすぐに予約できなくなってしまいます

キャセイパシフィック航空のアジアマイルでマイレージを使った航空券を予約できるのは11ヶ月前から
僕が予約したのは年末年始の人気のある時期なので、復路便の予約開始になる2008年2月始めに予約し、全席ビジネスクラスを無事取得できました


往路
2008年12月27日
名古屋セントレア-香港 キャセイパシフィック航空
香港-ハノイ ベトナム航空運行でキャセイパシフィック航空のコードシェア

復路
2009年1月4日
ハノイ-香港 ベトナム航空運行でキャセイパシフィック航空のコードシェア
香港-名古屋セントレア キャセイパシフィック航空

名古屋-ハノイ間の往復ビジネスクラス航空券はもちろん無料
ただし、燃油サーチャージ代と航空保険料は別途支払いが必要でした



お金
ベトナムの通貨はドン
1USドル=約15000ドン
ベトナムはカンボジアと同じようにUSドル現金がそのまま普通に流通しています

日本円現金と、USドル現金を持って行きました
USドルはカンボジア旅行の経験から小額紙幣を多めにして用意しました

ベトナムのお寺にあったお供え物


ビザ
日本のパスポートを持っている人はハノイ空港到着時に14日間の滞在許可がもらえるので、旅行前のビザ取得不要でした



その他
衣類、洗面用具、カメラ、ガイドブック(地球の歩き方ベトナム編)等、いつものバックパッカー旅行と同じです
グレゴリーのバックパックに詰め込んで準備完了



ビジネスクラスなのに、バックパッカー
荷物も預ける予定はありません。すべて機内持込です
場違いなバックパッカーのビジネスクラスの旅



それでは、ベトナム旅行スタート


スポンサーリンク


ベトナム旅行記2 キャセイ航空ビジネスクラス体験記

1日目


今日はベトナム旅行出発の日
朝10時中部セントレア空港発のキャセイパシフィック航空で香港に向かいます

今回はマイレージを使った特典旅行。ビジネスクラスです

ちなみに、ビジネスクラスは2回目です。1回目のビジネスクラスは2004年にラオスへ行ったとき、往路の成田-バンコク間の日本航空で無償アップグレードに遭遇しました


朝8時、名鉄電車でセントレア到着


セントレア
キャセイパシフィック航空のチェックインカウンターは年末でかなり混雑
バックパックを背中にかついだまま、恐る恐る空いているビジネスクラスのチェックインカウンターへ

やっぱりビジネスクラスのチェックインカウンターへ並ぶところで止められました
「Eチケットをお見せいただけますか?」
印刷してきたEチケットを見せると、係員の人は笑顔でカウンターへ通してくれました

カウンターでEチケットとパスポートを手渡す
預ける荷物はありませんと答える
とうとう、もらえました いつもの「Y」ではなく「C」と書かれたビジネスクラスの搭乗券を
名古屋-香港、香港-ハノイの2枚

そして、もう一枚、ラウンジへのインビテーション(招待状)をもらった
これは、セントレアのラウンジ用で、香港国際空港のラウンジでは入り口で搭乗券を見せるだけで良いとのこと



さっそく荷物検査、入国手続きを終え、ラウンジへ
セントレアのキャセイパシフィック航空のラウンジは各航空会社共用の「セントレア・グローバルラウンジ」

セントレア・グローバルラウンジ入り口


入ってみると、窓が無い
そして狭い。そんなに混んではいないが、なんか寂しい
飲み物は一応そろっているが、食べ物はおにぎりとサンドイッチ程度


以前、トルコへ旅行に行ったときエミレーツ航空遅延のためドバイ国際空港で招待されたマルハバラウンジ
ここではバイキング形式で食べ物の種類も多くかなり豪華だった

ドバイ国際空港のマルハバラウンジに比べると、セントレアのグローバルラウンジはショボすぎる
キャセイパシフィック航空の本拠地、香港国際空港のラウンジに期待しよう



時間が来たので搭乗ゲートへ
優先登場で一番最初に航空機へ

セントレアのキャセイパシフィック航空機


ビジネスクラスの内側通路側の席に案内される
周りの人を見ると、年末のためビジネスシーズンではないからか、普段着人が多いのでラフな格好の僕はあまり浮いてない。よかった

座席幅はかなり広い。足元も広く、僕の短い足をどんなに伸ばしても大丈夫

さっそく出発前の飲み物サービスがあった
ふだんあまり飲まないシャンパンを頼んでしまった。貧乏根性丸出し
シャンパンなんてめったに飲まないが、うまい

そろそろ出発の時間
飛行機は滑走路に向かって動き出した
シャンパンのグラスを片付け、客室乗務員も席に座りセントレアを離陸


しばらくして、シートベルトサインが消えると、あらためて客室サービスの再開
最初に、客室乗務員から乗客ひとり一人にあいさつがあった
でも英語のあいさつなんで、なんとなく受け流してしまった


飲み物と前菜がでてきた
前菜はサラダとチーズ。ちゃんと陶器のお皿ででてきた。すごい

そして、メインのステーキ
味も焼き加減もちょうど良い
航空機内で火は使っていないはずなのに、これだけうまい焼き加減はどうやっているんだろう?

最後にデザート盛り合わせ
フルーツいっぱいと、アイスクリーム
本当においしかったです

隣の席の人に遠慮する必要の無い座席の横幅、足を伸ばしても前の席にまったく届かない前後の幅
ビジネスクラス、最高です


機内食のコース料理を食べて、ちょっと映画を見ているだけであっという間に香港国際空港に到着


香港国際空港



航空機がターミナルビルに接続後、すぐに降りることができた
荷物検査を受けた後、出発階へ


次に乗る飛行機の搭乗ゲートに近いキャセイパシフィック航空ラウンジ「The Wing」へ
セントレアのラウンジはいまいちだったので、このラウンジに期待

香港ハノイ間の搭乗券を入り口で見せてラウンジ内に入る
セントレアのグローバルラウンジと違い、とっても広く、開放的
利用客の数もずっと多い。さすが香港国際空港



食べ物も種類がいっぱいある
その中で僕が選んだのは、タンタン麺
ヌードルバーというところがあって、ここで口頭で注文すると、初めてタンタン麺を作り始める
数分待つとカウンターの向こうからタンタン麺を渡される
もちろん、このときお金を払う必要はありません

陶器でできた小さな白いどんぶりにゴマとラー油がたっぷりのタンタン麺
とってもおいしい
麺の茹で加減もちょうど良い

先ほど、機内食を食べたばかりなので、小さめのどんぶりに入ったラーメンでも十分


もう、おなかいっぱいです
食べ物もまだまだいろんなのがありましたが、これ以上食べれません
コーヒーをもらって、ソファーに移動

ここには日本語の雑誌とかもいっぱいあって、十分くつろげました
香港国際空港のキャセイパシフィック航空ラウンジThe Wing は最高でした


ハノイ行きの出発が近づいてきたので、搭乗ゲートへ移動
ここでも優先登場
今回はバスで飛行機まで移動
ビジネスクラスの客だけがバスに乗ったらすぐ出発。混雑したバスに乗らなくていいなんてすばらしい


ベトナム航空機


搭乗するとウエルカムドリンク。またまたシャンパンを飲んでしまいました

この飛行機はベトナム航空の機体でキャセイパシフィック航空とのコードシェア便
エアバスA320型機で通路は真ん中に1本だけ
ビジネスクラスは一番前の3列のみ
左右に2席づつで合計12席しかない

ビジネスクラスの乗客はたった6人。僕の隣の席はもちろん空いていました
座席はキャセイパシフィック航空と同じくらいの広さです


ベトナム航空機は香港国際空港を出発



香港-ハノイ間はたった2時間
それでも機内食は前菜、メイン、デザートがしっかりとでてきました

今回も名古屋香港間と同じくメインはステーキ
とってもおいしかったんですが、すでにおなかはいっぱい

食べ切れませんでした
もったいない。贅沢な悩み

ベトナム航空のビジネスクラスの機内サービスもキャセイパシフィック航空同様にすばらしかったです


香港国際空港を出発して2時間
航空機は着陸態勢に入りました

もうすぐビジネスクラスの空の旅は終了
8日後の日本へ帰国する便もビジネスクラス
帰りの便に乗る前にハノイ空港のベトナム航空ラウンジを利用できます
かなり豪華というウワサ。とっても楽しみ

2004年のラオス旅行で遭遇した無償アップグレードによる日本航空のビジネスクラスと同様、今回のキャセイパシフィック航空、ベトナム航空のビジネスクラスも、とっても快適でした

僕が乗ったことがあるビジネスクラスの航空会社快適度ランキングはこちらへどうぞ


まもなく、ハノイ・ノイバイ国際空港に到着です

ホテル予約も全くしていない、行き当たりばったりのバックパッカー旅行。いったいどんな旅になるのか?


スポンサーリンク


ベトナム旅行記3 ハノイ到着 本場のフォーの味は?

1日目 つづき

名古屋セントレアから香港までキャセイパシフィック航空、香港からハノイまでベトナム航空のビジネスクラスの快適な空の旅は終了

ハノイ・ノイバイ国際空港へ到着しました



ここからはいつものバックパッカー旅行
入国審査を通過し空港ターミナルビルの外へ


他のビジネスクラスの乗客はタクシーかお迎えがあるんだろうけど、僕は空港からハノイ市内までミニバスです

もうすでに夕方5時過ぎ
空は暗くなり始めていました

ミニバスは満員になったら出発
乗っているのは西洋人ばかり

2USドルを支払う
やっと満席になって出発


ミニバスと言ってもいわゆるトヨタハイエースタイプで定員は12人
ちょっと狭いが、まあ、大丈夫

約1時間で、ハノイ市内に到着
ハノイ中心部は夕方のラッシュアワーで道路にはバイクがいっぱい



ハノイ空港とハノイ市内の間を走るミニバスの本来のハノイ市内側発着場所は、ホアンキエム湖南のベトナム空港オフィス前
これより先、安宿街のあるホアンキエム湖北の旧市街に行くのなら、あと1USドル支払えとのこと

乗客みんな1ドル支払っているので、僕も支払った
再出発



今晩泊まろうと思っているのが、地球の歩き方にも載っているミントアンホテル-ウイングカフェ

運転手に伝えたが、ミントアンホテルを知らないようだ

最終的によくわからないところに降ろされた



町を歩いているベトナム人に尋ね、なんとか徒歩15分くらいでミントアンホテル-ウイングカフェに到着
ドミトリーが空いているか尋ねてみたら、余裕だった
ベッドが8台くらいあるが、僕の他には日本人男性がもう一人宿泊しているだけだった


このホテルの1階は旅行代理店もやっている
チェックインした後、さっそく旅行代理店窓口へ

今回の旅行期間は9日間
あまり遠くへは行けない
ハノイから1000km以上南にあるホーチミンは別の機会で
ハノイとベトナム中部の町、フエとホイアンへ行く計画

そのことを相談し、明日夜ハノイ発の夜行寝台バスでフエに行くことにした
バスチケットを購入

ハノイから東へ約100kmのハロン湾へも行ってみたかったが、明日の夜のバスに間に合わないとまずいので、ベトナム旅行の最後にまたハノイに戻ってきたとき、余裕があればハロン湾に行くことにした


夜はミントアンホテルのドミトリーで一緒の日本人男性と食事兼街歩きへ
すでにハノイ滞在2日目の彼にホテルの近くを案内してもらった

やっぱりベトナムと言えばフォー
米で作った麺のラーメン



彼おすすめの食堂で牛肉入りのフォーを食べた
すごくおいしい
さっぱりしたスープと麺に、やわらかい牛肉と野菜
しかも安い(1USドルくらい)

このあとハノイ旧市街をぶらぶらして、ミントアンホテルに戻りました


今日はこれで就寝




明日は、ハノイ市内観光
観光途中、ベトナム式サウナに挑戦。ベトナム式サウナとは???

明日の夜は寝台バスに乗ってベトナム中部の町・フエに向けて出発へ


スポンサーリンク


ベトナム旅行記4 ハノイ市内観光とベトナム式サウナ

2日目

昨日、日本からハノイに到着し、今日はハノイ市内観光
夜にはベトナム中部の都市・フエに向けて夜行寝台バスで出発予定


ハノイ旧市街にあるミントアンホテル-ウイングカフェに泊まった僕は、朝から近所を散歩
宿から歩いて10分ホアンキエム湖にやってきた

ホアンキエム湖
 
ホアンキエム湖畔の公園

ハノイはベトナム北部で中国に近い場所に位置する
中国っぽい雰囲気があちこちに見られる

ホアンキエム湖の売店 ベトナム風の傘


ホアンキエム湖の島、玉山祠へ渡る橋



ハノイの街はバイクがいっぱい。昔は自転車が多かったみたいだが、時代の流れなのか、国民所得が増えたからなのか
そのうち、自動車の街に変わるのかもしれない




このあと、一度ミントアンホテル-ウイングカフェに戻りチェックアウト
今晩のフエ行き寝台バスの出発まで荷物を預かってもらいました


ホアンキエム湖北の旧市街は安宿があつまるバックパッカーの街であると同時に、ハノイ市民の台所である市場が集積している

細い路地に多くの店が集まり、とっても活気がある



ハノイ旧市街で僕が見つけたお店を紹介します
ホアンキエム湖から北へ伸びるディンリエット通りにサウナがありました

これが、日本のサウナとは全然違って、独特なサウナでした

ちなみに、男性専用です。女性の方は入れません。すみません

名前は分かりません。ただ、アルファベットでSAUNA と書いてあり、入り口にサウナの写真が貼ってあるので分かると思います



僕はとりあえず入ってみて、異常に値段が高かったり、雰囲気が悪そうだったら引き返すつもりでした

サウナ受付のロビーは2階
階段を昇り、受付の女性に値段を聞いてみると、50000ドン(約3.3USドル)
ロビーの雰囲気も明るく、危ない感じはしなかった

受付の人は英語が話せた。しかもかなり丁寧な英語
多分外国人客も結構来てると思われる
大丈夫だろうと思い、サウナに入ることにした



ここからがハノイのサウナのすごいところ
サウナ内には従業員がいっぱい。受付には女性がいたが、それ以外は男性

受付が終わると一人の男性従業員が小型ロッカーに案内してくれる
貴重品を預けるロッカーだ
この男性は英語を話すことはできないが、言おうとしていることはジェスチャーで大体分かる

2重鍵のロッカーだったが、スペアキーがあれば開けられるかもしれない
僕は貴重品はミントアンホテルに預けてあるので大丈夫だったが、あまり貴重品は持ってこないほうが良いでしょう


この後着替え用のロッカーに案内される
このとき厚めの腰巻を巻くように渡される

着替えたら、いよいよ風呂場へ
小さめの一人用の湯船に入るように言われる

お湯はそれほど暑くない。僕は素直に10分ほど入った

10分後、従業員に連れられ今度は、ジャグジーに入れと指差される


そう、このサウナは回る順番が決められていて、すべて従業員が案内していくのだ


日本みたいに自由に好きなところへ行かせてくれればいいのにと思いながらも、ベトナム式のサウナ体験もおもしろいかも


ジャグジーは一人用のものが5個くらい並んでいる
そのうちの1つに僕が入ると、スイッチオン

泡がぶくぶくと出てきた
お湯はぬるめ。体勢は浅めの湯船でリラックスできる

10分くらいでスイッチオフ。早い!
男性従業員は次の場所へ案内


やっとサウナだ。ここで男性従業員から開放された
木で作られた10人くらい入れるサウナ
温度は低め。70度弱くらいだと思う


僕はサウナ大好きなので、長い時間入っているが、地元のベトナム人のお客さんは暑いのが耐えられないのか、5分くらいで出ていってしまう

結局僕は15分くらいサウナに入りました



サウナ室から出ると、今度は男性従業員が、シャワーへ案内
ここで汗を流すように言われる


このあとがこのサウナのメインだと思われる薬風呂
薬風呂も一人用
たぶん、漢方薬が入っていると思われる
においは漢方薬の独特の匂い。色は紅茶を濃くした感じ

薬風呂に入ってみると、これが皮膚からジンジンと伝わってくる
痛いとかヒリヒリするとかではないが、かなり効いているようだ

体の中にしみこむ感じでとっても良い
この薬風呂は人気があるようで、他のお客さんも長い時間入っているようだ


薬風呂は15分くらいで終了

また男性従業員にシャワーへ連れて行かれる
石鹸で背中を流してくれるが、せっかくの薬風呂の成分が消えてしまうのでもったいないような気がする


最後に男性従業員が首や肩もみで簡単なマッサージをして全行程終了
着替え用ロッカールームに移動し、タオルを渡され着替える

貴重品ロッカーから貴重品を受け取りロビーへ


ロビーにあるソファーで休憩
ここで、お茶とスイカのサービスがありました




全部で約1時間半
とってもリラックスできました
特に良かったのはサウナに入った後の薬風呂
肌がすべすべになった気がします




夕方、ミントアンホテル-ウイングカフェに戻りました
午後7時にフエ行きの夜行寝台バスが出発するため、ホテル1階のロビーで待機

7時少し前に、バスの係員の人が迎えに来た
荷物を持って、付いて行くと大きな通りがバス乗場
歩いてすぐだった


待機しているのはベトナム人と外国人がそれぞれ半数ずつ

バスが到着すると、みんな急いでバスに乗っていく
そんなに急がなくてもと思い、最後のほうにバスに乗った
でも、これが失敗だった


バスに乗ってみると、寝台バスと言うだけあって、2段のベッドがずらっと並んでいる

ベトナムの寝台バス


通路が2列あって、2段ベッドが縦3列に並んでいる



一番後ろのベッドは、通路がないので上下2段に横に5人
合計で10人の乗客が乗れる



全席自由席。早いもの勝ち
僕が乗ったときには一番後ろのベッド、しかも上段の真ん中しか空いていなかった
これが、狭いし出入りしにくい。乗り心地最悪

みんなこの一番後ろのベッドにならないよう、急いでバスに乗ったようだ


ベトナムで自由席の寝台バスに乗るときは、急いで乗ることをおすすめします



窮屈な寝台バスに乗って、就寝


明日の朝は、ベトナム中部の古都フエに到着


スポンサーリンク


ベトナム旅行記5 寝台バスでフエへ ビンジュオン宿泊

3日目

昨日の夜、ベトナム中部にある古都フエに行くため、ハノイから夜行寝台バスに乗りました

この寝台バス、自由席で僕が最後に乗ったら、一番後ろの狭いベッドしか空いてませんでした
かなり窮屈で、体が痛い
早めにバスに乗って、前の方のベッドを確保するべきでした


目が覚めると、バスの外は明るくなってきている
しかし、あいにくの雨

出発のときは満席だった寝台バスも、途中で何人か下車したみたいだ
狭い一番後ろの席から、すこしだけ広い前の方の席へ移った


すると、日本人の男性がいた。今までぜんぜん気付かなかった
話しかけてみると、名前はKさん。彼もサラリーマンバックパッカー。年末年始の休暇でベトナムに来た
Kさんもフエに行くそうだ

フエの宿泊はKさんも僕もビンジュオンというゲストハウスに泊まるつもりだということで、一緒に行動することにした


朝9時頃、寝台バスはフエに到着
外に出ると、しとしとと雨が降っている
Kさんと僕は地球の歩き方の地図を確認し、ビンジュオン・ゲストハウスへ向かった




歩いて10分くらい、雨にぬれながら、なんとかビンジュオン・ゲストハウスに到着した

ビンジュオン・ゲストハウスのある通りは、ちょっとした安宿街
道幅の狭い行き止まりの通りの両側にゲストハウスが10軒ほど並んでいる

ビンジュオンゲストハウスは通りの一番奥の左側
入ってみると宿泊者の共有スペースがあり、日本人がいっぱい
実際、宿泊者もほとんどが日本人でした

受付のベトナム人青年に英語で話しかけると、彼からはとっても流暢な日本語で答えが返ってきた
ほとんど日本人が話すのと変わらない。難しい日本語も知っている

受付の彼を含め従業員みんなとっても親切
日本人がここビンジュオンに集まるのも納得できる


今日はビンジュオンは混んでいて、空いている部屋は最後の1つ
Kさんと僕でシェアすることにしてチェックイン
これで、今日のビンジュオンは満室



ビンジュオンという名前のゲストハウスは周辺にビンジュオン2、ビンジュオン3、ビンジュオン4がある
僕が泊まったのはビンジュオン1
元祖ビンジュオンなので、名前の最後の1は言わない方が多いです



ビンジュオンゲストハウスには、日本語のフエの街歩きマップが貼ってあった

待ち歩きマップを参考にしてKさんと昼ごはんへ。バインコアイを食べに行くことにした

バインコアイとはフエ郷土料理のひとつで、ベトナム風お好み焼きのバインセオを小型にした感じ
小麦粉と卵を混ぜた生地をパリッと焼いて、その上にエビや豚肉、モヤシなどの野菜を乗せたもの



これが、むちゃくちゃうまい
ぱりぱりした食感に、エビや野菜などのやわらかさと肉の旨味が、みごとにマッチしている。何枚でもいける

かなりオススメです。場所とお店の名前は、ビンジュオンに貼ってある地図を見てください
ビンジュオンから歩いて5分くらいで市場の近くです


雨はまだまだ降り続いています
今日のフエ観光はやめておきました
ビンジュオン周辺で過ごしました



夜、ビンジュオンゲストハウスに泊まっている日本人10人で近くの大通り沿いにある食堂兼飲み屋へ

そこには、地元フエの大学生男女約10人がいました
何かの打ち上げらしく、すでに飲んでいた彼らは、僕たちを見つけると一緒に飲もうと誘ってきた

お店は歩道にあふれでるほど超満員
大学生はみんな陽気なベトナム人で、言葉はお互い片言の英語だけど、すごく盛り上がりました

こんな形で地元の人たちと交流できて、とっても楽しかったです



夜10時頃、お店の人がもう閉めるよーというのでお開き
ベトナム人の大学生たちはそれぞれの家へ
僕たち日本人はビンジュオンに帰ることに

かなり飲んで食べたけど、一人75000ドン(約500円)
安すぎ。でもベトナム人にとってこの値段はどうなんだろう?


ビンジュオンのバルコニーで宴会のつづき
フエの夜は早いです
近所迷惑にならないよう静かに飲みました



明日は、古都フエのグエン朝王宮観光へ


スポンサーリンク


ベトナム旅行記6 古都フエのグエン朝王宮観光

4日目

昨日、ベトナム中部の古都フエに到着し、ビンジュオンゲストハウスに泊まりました

今日はフエのグエン朝王宮に観光へ出かけます


ビンジュオンからグエン朝王宮はそれほど遠くはないのですが、今日も一日中雨
ビンジュオンに泊まっている日本人4人でタクシーをシェアしてグエン朝王宮へ向かいました


5分もかからないで王宮入り口に到着
ここからは、ビンジュオン近くのお店で購入したビニール製のレインコートを着て観光

入場料4USドルを支払い、王宮観光スタート

グエン朝王宮入り口


王宮門をくぐり、太和殿へ

太和殿

太和殿の屋根には龍がいた

太和殿の屋根にいる龍


太和殿の建物の前に金色の龍が
なぜか横向きに置いてある

金色の龍。なぜか横向き

実はこの金色の龍、巨大な印鑑でした

巨大な印鑑

金色の巨大なカエルもいました。雨の日にカエルはぴったり

金色のカエル



雨の降っている日は、屋根のある建物の中に入ると一安心

王宮の中央庭園を取り囲む廊下

王宮の大広間に入った
椅子が並べてある。時間が合えば宮廷舞踊のショーが見られるらしい



最後にお土産屋さんへ

ベトナムの伝統工芸品が並んでいる





ベトナムの工芸品はとっても精巧ですばらしいんだが、これから持ち歩いて旅行すると壊してしまいそう

何も買いませんでした。写真だけ撮らせてもらいました


グエン朝王宮観光終了

やっぱり、雨の中の観光は大変でした
またいつか、天気の良い日に来たいなぁ



タクシーを拾ってビンジュオンゲストハウスへ戻りました



ビンジュオンはとても居心地がいいので、もう少し滞在したいが、旅行期間はたったの9日間
ビンジュオンの受付で、明日フエから100kmほど南にある日本人町があるホイアンに向かうバスチケットを購入

明日の朝フエを出発し、昼過ぎにホイアンに到着予定


今日はこのあと、昨日行ったベトナム風お好み焼きバインコアイのお店に行ったり、夜はビンジュオンに宿泊している日本人とみんなで地元の食堂兼居酒屋に行ったりしたりして過ごしました

居酒屋では昨日と同じく、地元の人たちと大騒ぎ
フエでの思い出の大部分はこの居酒屋でした



明日は、ベトナムの日本人街、ホイアンへ


スポンサーリンク


ベトナム旅行記7 ホイアンのホップイエンに宿泊

5日目

今日はベトナム中部の古都フエから昔の日本人町があるホイアンへバスで向かいます

朝9時半、とっても居心地の良かったゲストハウス、ビンジュオンをチェックアウト
おととい、ハノイからの夜行寝台バスで一緒にフエまで来た日本人サラリーマンパッカーのKさんともお別れ

Kさん、ビンジュオンの従業員のみなさん、宿泊者のみなさん
フエではとっても楽しく過ごすことができました。どうもありがとう



ここからは一人旅を再開
ビンジュオンにバス会社の人が迎えに来てバスのところまで歩いていく

今回は、おとといハノイからフエまで乗ってきた寝台バスとは違い、普通のツアーバスだった
乗っている人はほとんど地元のベトナム人



午前10時、出発

昨日とは違い、今日は雨が降っていない
それほど暑くないし、ちょうど良い天候だ



1時間ほど走ると、バスのエンジン音がおかしい
エンジンの音が聞こえたり、止まったりする

とうとう、バスは路肩に止まってしまった。故障だ


運転手と車掌がバスの下にもぐって修理を始める



なんか見たことがある光景
そう、南米ペルーに行ったとき、クスコからチチカカ湖の間の標高4000m超の地点でバスが故障してしまったことを思い出した

あのときは、道路以外、見渡す限りの草原
外国人は僕だけで英語を話せる人は回りに誰もいない状況
バスは結局なおらず、言葉の通じないペルー人の男性に助けてもらい、近くの町までなんとか連れて行ってもらった

あのときの悪夢がよみがえってきた



でも、今回は近くに民家がいっぱいある

なによりも、海からそれほど離れていないので、空気が濃い

乗客のベトナム人が落ち着いているので、バスの故障はそれほど珍しいわけではなく、なおる可能性が高いのかも


結局1時間後、バスの修理は完了
再出発


本当に海外ではバスが故障する
日本の車検制度みたいなのは存在しないのだろうか?

しかも、1時間ほどで直してしまうところもすごい
多分、その場しのぎなので、明日もまた故障するんだろう



ベトナム中部最大の都市、ダナンに到着
バス会社オフィスの前で休憩
ホイアンまではあと少し。早く出発しないかなぁ


約30分の休憩でバスは再出発
ダナンでバスを降りた人が多かったみたいで、かなり乗客が減りました


ダナンの街を出て1時間後、ホイアンに到着しました
なんとかバスの故障は1回だけで済みました

ホイアンの床屋さん


ホイアンに到着したが、現在地が分からない
しかも大雨


ホイアンではフエのビンジュオンの宿泊客に聞いたオススメの宿、ホップイエンに泊まるつもりだ

バスの到着を待ち構えていたバイクタクシーが声を掛けてくる
ホップイエンに行きたいと言うと、どのバイクタクシーも5USドルだと言ってくる

ホップイエンまでどれくらいの距離があるか分からない
5USドルが妥当な値段なのが高いのか?

仕方がないので5USドルでバイクタクシーに乗った
フエで買ったビニール製のレインコートを着て出発


あっと言う間に到着
多分1kmもない
5USドルはいくらなんでも高すぎ

久しぶりにぼられました。くやしいー
でも約束してしまったので、素直に5ドル支払いました
雨さえ降っていなければなんとかなったのに

 

ホップイエンの中に入ると、ここも日本人がいっぱい
受付の女性に聞くと、シングルルームが空いているとのこと
部屋を見せて欲しいというと、受付の女性がめんどくさそうに部屋に案内する

部屋はそれほど広くはないが比較的きれい
チェックインすることにした

ここホップイエンの女性従業員の一人はあまり感じが良くなかった

でも他の従業員は親切でした
総合的には、まあまあの宿かな



今日は、雨が降っているのであまり遠くへは行かず、ホップイエンから近い、ホワイトローズのお店に行きました

ホワイトローズとは、ホイアン名物の料理
エビのすり身が入っている蒸し餃子
きれいに並べると、まるで白いバラのようなのでこの名前が付いた


ホップイエンの日本人宿泊客3人と元祖ホワイトローズを食べに、「ホワイトローズ」という名前のお店に行きました

有名なのかお店の中はかなり混雑
席に座りさっそくホワイトローズを注文


ホワイトローズ

蒸しエビ餃子です。予想どおりの味
普通においしいです
でも特別おいしいというほどのものではなかったです



今日は、今年最後の日
大晦日です

ホップイエンに宿泊している日本人10人で、近くのガレージ居酒屋へ行きました


大きな屋根のある駐車場のようなところに、キャンプで使うようなプラスチックのテーブルと椅子がいっぱい並べてある

ここには地元の大学生がいっぱい

フエでもそうだったが、ここホイアンでも自然と日越交流
ベトナム人は本当にノリが良い
日本人だと分かると、あちこちのテーブルから声がかかる

いろんな食べ物や飲み物をいただいちゃいました
もちろん、こちらからもいろいろな飲み物や食べ物を持って行きました

片言の英語同士、何を言ってるか不明なことも多いが、そんなことはお構いなし


とっても楽しく大晦日の夜を過ごしました

問題は、夜10時に閉店
フエでもそうだったが、ベトナムの夜は早い
大晦日でも変わらない



みんなでホップイエンに戻り、1階の共有スペースであらためて年越しパーティー

他の宿泊客も集まり、夜12時、みんなでカウントダウン


3 2 1
Happy New Year!!!!!

あけましておめでとうございまーす


ベトナムのホイアンでスタートした2009年
今年も良い年でありますように




明日はホイアンで初詣と日本人町観光へ


スポンサーリンク


ベトナム旅行記8 ホイアンで初詣と日本人町観光

6日目

あけましておめでとうございます
今日は2009年の元旦
ベトナムのホイアンで新年を迎えました

昨日は雨だったが、今日は雨があがって曇りがちだが観光日和
さっそくホイアンの16世紀頃作られた日本人町観光へ


僕が今回ホイアンで泊まった宿ホップイエンから日本人町へは歩いて10分くらい
最初に、日本人町の中心、日本橋へ

日本橋

日本橋は屋根つきの木造の橋
橋の中はこんな感じ

日本橋を渡ってみる

日本と言うよりも中国っぽいかなぁ
でも屋根からぶら下がっている、ちょうちんには日本語のカタカナで「ホイアン」と書いてある。やっぱり日本橋だ

日本橋のちょうちん

この日本橋の本当の名前は来遠橋です
日本橋の中央には来遠橋と書かれたお参りするところがありました



どういった宗教なのか分からないですが、ここで初詣
今年の幸せと旅の安全をお祈りしました



日本橋を渡ると、日本っぽい街並が続きます






日本人町でもベトナムの笠(ノンラー)と天秤を担いだ行商の女性が町を歩いていて、やっぱりここはベトナムなんだなぁと感じさせられます





ホイアンには、ちょうちん屋さんがいっぱいありました
色とりどりで、とってもあざやかです






ホイアンの日本人町は歩いているだけでとっても楽しいです
昔の日本人がここホイアンまでやってきて作った町
その面影が今でも残っていることに感動しました




明日もホイアン観光がつづきます


スポンサーリンク


ベトナム旅行記9 ホイアン観光とホワイトローズ

7日目

昨日につづき、今日もベトナム中部の日本人町ホイアン観光です

最初にホイアンを流れるトゥボン川へ行きました

トゥボン川

トゥボン川はホイアンの人たちの生活の川
地元の人たちが小船に乗って物を運んだり、売ったりしています


大きい貨物船もここトゥボン川を航行します



最近の大雨のせいで、トゥボン川の一部では、川の水があふれそうです
もう少し雨が降ったら洪水だ




ホイアンは日本風の建物だけではなく、中国の影響を受けた建物もいっぱいです
福建省出身の人たちが集まって作られた、福建会館に行ってみました

福建会館

福建会館の中庭は中国風の建物や植栽がいっぱいです

福建会館の中庭


なぜか錦鯉が飼われています





奥の建物の中では蚊取り線香を吊り下げたような、赤色の長い線香がたくさんたかれていました




福建会館を出ると人だかりが
よく見ると、ウエディングドレスとタキシードを着た新婚さんカップルの写真撮影をしていました

左の建物の軒下に新婚さんカップル


本物の新婚さんなのか、撮影用のカップルなのか不明でした
ただし、かなり目立っていて、観光客は興味津々


また中国風の寺院を見つけました

中国風寺院の入り口


赤い橋と奥に龍のオブジェ

龍の顔

美しい4本の掛け軸

ホイアンの町は見どころいっぱいで、何時間歩き回っても飽きません
とっても楽しく観光することができました


ホイアン観光を終了し、歩いてホップイエンゲストハウスに戻りました
ベトナム旅行は今日を含め、あと3日
あさっての昼にハノイ・ノイバイ国際空港から帰国しなければならない


ホップイエンの女性従業員に相談すると、ダナンからハノイまでベトナム航空の国内線が42USドルで購入可能らしい

4日前に乗った夜行寝台バスはもうこりごりなので、飛行機でハノイまで戻ることにしました

ホップイエンでダナン空港までのタクシーの値段を尋ねると10USドル
ホイアンからダナン中心部は約30km、ダナン中心部からダナン空港は約3km。合計33kmで10USドルなら妥当かな?
ダナン空港までのタクシーも一緒にお願いしてしまいました



今夜はホイアン最後の夜
ホップイエンの日本人宿泊者4人でベトナム料理を食べに、日本人町の中心にあるちょっとおしゃれなレストラン、チュンバック Trung Bac へ行きました

ここチュンバック・レストランは、ホイアン料理が有名
特に有名なホイアン料理は3つ
ホワイトローズという蒸し餃子、カオラウという日本のうどんに似た麺料理、そして揚げワンタンだ

ホワイトローズ


ベトナム料理はタイ料理ほど辛くなく、中華料理ほど脂っこくなく、日本料理に似ているところがある
癖がなく、食べやすい。

チュンバック・レストランは古い建物を改造したおしゃれな内装で、雰囲気もとても良い
値段もそれほど高くないので、ホイアンに来たときはぜひ行ってみてください


食事後、ホップイエンに戻り、宿泊者みんなで楽しく過ごしました



明日は、ダナン空港から飛行機でハノイへ


スポンサーリンク